「聞く耳を持たない相手」に話を聞かせる4つの方法
会話をしていると、「この人は私の話を聞く気がないな」「言っても伝わらないな」と思うことはないですか?
タイプも4つあり、「聞くよりも、自分の意見を言いたくて仕方ない」「何を言っても『でもさ~』と否定前提で聞く」「『私には無理』と最初から諦める」「自分の偏見を優先させる」タイプがいます。
このような相手との会話はとても骨が折れますが、顧客や身内、友達など、意外と多くいます。どうすれば話を聞いてもらえるのか、そのポイントを4つご紹介します。
聞いてもらう前に、訊く&聴く
話を聞いてもらいたかったら、まずは相手の話を聞きましょう。聞く耳を持たない人は、“自分の考え”にこだわりがあり、強く固執しています。自分の意見を内に秘めている限り、何を言ってもシャットダウンされてしまうのです。
「理由・思い・疑問点」まで訊き、じっくりと話を聴きましょう。質問するほど、相手は心のうちを話したことになります。「自分の気持ちを言った上でのあなたの話」なら、聞く耳を持ちやすくなります。
どんな意見も「なるほど」で受け止める
どんな意見も、一旦受け入れましょう。否定したくなることもありますが、否定にはさらなる否定しか返ってきません。
使いたいのは、「なるほど」という言葉。“なるほど=新たな意見を受け入れる言葉”。「自分の意見を受け入れてもらった」と、認識されやすいのです。自分を受け止めてもらって初めて、相手は聞く耳を持ちます。
ほかに、「そうですか」「ふ~ん」「たしかに」という受け止め語もありますが、ちょっと弱いです。「本当は納得してないのでは?」と疑われ、結局否定し合いになってしまいます。
落とし穴を掘り下げて質問する
あなたが正論を言うよりも、自分の頭で考えた方が、納得しやすくなります。相手の話にある“おかしな部分(偏見や疑問点など)”を、掘り下げて質問してみましょう。自分の頭で自分の間違いを考えることができます。
内(相手の意見)→外(自分の意見)のイメージで話す
あなたが話をするときは、“内→外”に向かって話すイメージがお勧めです。たとえば「あなたの意見もわかるよ。私もこういう経験があったよ。でもこういう経験もあってさ。こんな考え方もあると思うんだ」。相手が脳内で考える順序で、先にあなたが話してあげるのです。
いかがでしょうか。まずは相手の立場に立ち、そこから話をはじめると、聞く耳を持ってもらいやすくなりますよ。
あわせて読みたい