気になる人になんて送る? LINEでのスマートな誘い方
「気になる人をLINEでどう誘えばいいのか悩む」「断られない誘い方を知りたい」「かろやかな誘い方をしたい」……気になる人をLINEでどう誘うといいのかお悩みの方へ。連載「素敵な人のLINE術」#10では「LINEでの上手な誘い方」をお届けします。
LINEでの上手な誘い方
OKもNOも1/2の確率
誰かを誘うのって勇気がいりますよね。誘い慣れていないと「断られるかも」「いい返事が返ってこなかったらショック」など、ネガティブな想像をしてしまうかもしれません。でも、大前提として「1/2の確率で断られる」ことは頭の片隅に置いておきたいところ。だって、OKするかNOと言うか、選択肢はふたつしかないのですから。
あなたも誰かから誘われて断ることがあると思います。先約が入っていたり、空いているけれど仕事が終わらなさそうだから、体調がすぐれないからといった理由でやめておこうとなったり、そもそも気が乗らなかったり。いろいろな理由がありますが、相手のことが嫌いだから断るわけではありませんよね。
そう考えると、誘った相手から断られるのも、たいしてショックではないはず。断られたときは「都合が合わなかったんだな」「そういうこともある」と解釈するだけでいいのです。「私に興味がないから断ったんだ」など、マイナスな解釈をする必要はゼロ!
長文で誘うと「自信がない人」に見える
誘い文句はシンプルが一番です。まわりくどい言い方をすると、LINEが長くなってしまいがち。この連載で何度も繰り返しているように、LINEは端的なコミュニケーションに向いたツールです。長文を書くのに適したツールではありません。良くない例を挙げてみましょう。
「こんばんは。○○さんって映画が好きって話してましたよね。試写会のチケットを2枚持っているんですけど、もし都合が合えば一緒に行きませんか? アクション系ではなくて、家族の物語みたいなハートウォーミングなストーリーなんですけど、どうでしょう……? そういうのはあまり見ない、というのであれば、全然遠慮なく断っちゃってください!」
うーん……。自分が相手と行きたくて積極的に誘っているわりに、「遠慮なく断っちゃって」と締めくくる矛盾が気になります。情報量がやや多めで、読むほうも疲れるかも。加えて、自信のなさを感じさせてしまいます。
「自信がありません」と相手に知らせることは、百害あって一利なし。本来は上下関係なんてないのに、相手に「自分のほうが上にいる」と感じさせてしまう恐れもあります。
端的な誘いは潔くて、知性を感じさせる
良くない例をいい例へと変えてみます。
「こんばんは。1/28(火)19時から四谷で映画『○○』の試写会があります。一緒に行きません? チケット持ってます」
随分と端的な内容になりました。先ほどは日時や場所も入っていなくて、相手が興味を持ったとしても「それはいつ?」「どこであるの?」など、追加で質問をする必要がありました。でも、こちらのLINEなら必要な要素をだいたい盛り込むことができています。シンプルな中にクレバーさが宿っていると思われるはず。
文章を必要最低限に削ぎ落とすことで、自信のなさを感じさせることもなく、むしろフラットな状態であることが伝わります。相手のことが好きすぎて、変に下手に出ている印象もなし。潔さを感じさせるような文章を心がけてみてください。
断られても気にしない
ちなみに、相手からの返信がお断りだったとしても、へこむ必要はありません。たまたまタイミングが合わなかった場合はまた誘ってみればいいですし、相手が代わりの日程を挙げてきたり、「また声かけてください」と言ってきたりしたときは脈があるということ。懲りずに二度目、三度目くらいまで、自分主導で声をかけてみてください。
次回は、「LINEでの上手な断り方」をお届けします。「微妙な関係の相手から誘われたけど、うまく断る方法を知りたい」「角を立てない断り方を知りたい」「かろやかな断り方ができれば」……そう考えている方に読んでいただきたい内容です。