彼が自分のことをどう思ってるか、考えてつらくなるのは時間のムダ【恋愛にルールはいらない #17】

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2017.12.29.Fri

「彼からこんなLINEが来た。これ、どういう意味だと思う?」「彼のこのLINE見て。私のこと、どう思ってるんだろう」「なかなか連絡がない。彼に嫌われたかも」恋愛で悩んでいる人の話を聞くと、そんな言葉がよく出てきます。
相手が自分のことをどう思っているか、今何を考えているか、どういう意味でその言葉を発したのかなど、相手の心の内をなんとしてでも知りたがる人は多いです。
でも、ちょっと待って、と思います。私という他人に「彼」の気持ちや感情を訊かれても、知りません。わかるはずもないです。だって、私は「彼」じゃないから……。

男性とのやりとりに正直、翻弄された

確かに、相手が自分に対して持っている気持ちや、ぽろっと出た言葉の真意が気になってしまうことはあります。上で偉そうなことを言った私ですが、最近、少し翻弄されました。
いつも突然、思いもかけぬときに連絡を寄越す男性某氏。初めて会った日には「きれいな方でした」と感想(?)を伝えてくれ、その後は「オフの日、ごはんかお茶に行きましょう」、また別の日には「ライトな感じで好きですよ」30数年間生きてきて、それなりにいろいろな人を見て、関わってきて、相手がどんな人間かは少しコミュニケーションをとれば、なんとなくわかります。
某氏は使う言葉からもわかるように、明らかに遊び人で、ハマるとよろしくない男性です。危険な香りがプンプンしているというか。本気で好きになったり深い関係になったりすると、ろくなことがない(失礼)未来が待ち受けています。それでも、会った後や気まぐれな連絡が来る度に、少し華やいでしまう自分がいました。
同時に、ダークな気持ちにもなりました。「一体なぜ私にわざわざ連絡をしてくるのか?」「私は彼のタイプではないだろうに、なぜ粉をまいてくるのか?」「どうせ適当にモノにして“使い捨て”したいんだろう」など、脳内ひとりブレストもしたくらいです。

相手の自分への感情は、いくら考えたってわからない

しばらく恋愛をしていない自分にとって、某氏の女ったらしなふるまいは新鮮で、刺激を感じていたのだと思います。だから、それに振り回されて、情けないことに、心を乱されてしまったのです。ただ、自分がいくら考えても考えても、相手の真意なんてわかるはずがないし、理解する必要も実はありません。彼の気持ちは彼にしかとらえようがないもので、彼以外の他人は干渉できないものだから。
むしろ、考えるだけ時間の無駄、と言い切ってもいいくらいです。考えても結論が出ないことに、貴重な時間を使って悩み、悶々とし、他のことが手につかなくなったり、そこまでいかなくても、若干支障が出たりするのはもったいない。現に、私は某氏とのやりとりで、テンションが上がったり、逆に「彼は一体どういうつもりなの?」と脳内で考えを巡らせて困惑したり、久々に感情が上下にぐらぐらと揺れました。
恋愛は心に刺激を与えるもの。でも、今回の感情の揺れは正直、心地よいものでも、幸せを感じるものでもなく、どちらかと言うと苦痛でした。考えても仕方のないことを、意味もなく真剣に考えていたからだと思います。

考えなくていいことと、考えるべきことを分ける

変にストレスをためないために大事なのは、相手が自分をどう思っているかとか、相手のこの言動はこういう意味なんだとか、勝手に想像して悩まないこと。相手の内面は自分にはわかり得ないことだと心得ること。その2点だと思います。この先どんなにAIやロボットが発達しようと、人の心の内側までは覗けないのでは、と考えています。それが見えてしまったら、人はリアルでもオンラインでも、コミュニケーションをとる必要性がなくなるような気もします。相手が自分のことをどう思っていようと、自分とは関係ない。そうやって、自分の感情とは切り離して考えた方がラクです。そもそも考えなくてもいいんです。
自分は相手のことが気になる・気にならない、好き・好きではない。相手は? それは相手の勝手。以上。そんな風に相手と自分とを分けて考える習慣を身につけると、悩んでも仕方がないことに執着することはなくなるはずです。人間は何かと忙しい。だから、考えるべきことを考えて、そうではないことは考えなくてもいい。私はそう思うのです。

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記事を書いたのはこの人

Written by

池田 園子(いけだ そのこ)

岡山県出身。中央大学法学部卒業後、楽天、リアルワールドを経てフリー編集者/ライターに。関心のあるテーマは女性の生き方や働き方、性、日本の家族制度など。結婚・離婚を一度経験。11月14日に『はたらく人の結婚しない生き方』を発売。
写真撮影ご協力:青山エリュシオンハウス 撮影者:福谷 真理子