恋愛に正解なんてない。間違いだらけの恋愛アンサー

2014.11.19

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この世の中には、正解のあるものと、正解のないものが存在する。
正解や不正解だらけの世の中なら「私は間違えている」と自己認識がしやすくなり、失敗も間違いも起こらなくなる。人は、同じ失敗を繰り返さないためにも学んでいくからだ。
でも、何度も何度も同じ失敗を繰り返しやすく、何度も何度も新しい気持ちになれるものが一つだけある。それが“恋愛”だ。


答えのない“恋愛”なのに、人は最良の答えを一番欲しがるのも“恋愛”

「恋愛に答えなんかない!」よく聞くセリフですよね。これが今回お話の重要な部分なのですが、きっと皆さん聞きなれすぎて新鮮味も何もないと思います。恋愛に答えなんてありません。道徳観念や、常識も全て取っ払ったら余計に答えなんてあるわけがないのです。
それなのに、私たちは恋愛における問題のベストアンサーを探してしまうのです。

恋愛指南書の落とし穴

いろいろな恋愛指南書が発売されていますが、その中に自分にピッタリの答えが載っている場合もあります。という事は、皆さんが陥りやすい問題は、ほとんどの人が経験しているということになります。しかも書いている本人も。
だから余計に、その考えたちが自分の頭に刷り込まれていき、同じような問題が起きたとき、皆さんが起こす行動・言動も一緒になるのです。まるでロボットみたいです。「そうだから、こうしなさい」とか「こうだから、ダメです」なんてちっとも楽しくもないし、そんな考えで、彼と自分だけのオンリーラブが作られるでしょうか。
恋愛指南書にて、今の自分に最良な答えだ! と本気で思うなら、それはあなたが導き出した答えでもあります。でも、こうなったら答えはこうでしょ? という、当てはめクイズのような考えは確実に失敗します。なぜなら、問題も目を通さずにカンニングするように、結果何も頭に入っていないからです。

答えの導き方

恋愛に答えはない、ですが、正解や不正解がないだけで、答えは自分自身で決めていいものです。「あの時こうすれば良かった」とか「違う選択肢もあったはず」という後悔をする前に、とことん自分と向き合う事が大切です。いろんな方に話を聞くのも良いと思いますが、人の意見に流されやすい方は特に「自分は今どうしたいのか」を忘れずに考えて欲しいです。
恋愛の悩みでよく登場する「彼は一体何を考えているのだろう」は、正直考えても無駄な事。相手の考えは100%分からなくても、一緒に居る時間が長ければ多少は分かります。でもその考えを過信しすぎず、ちゃんと相手を見る事が恋愛には大切なのです。相手を理解しようとする前に、まず自分はどうしたいか明確な答えを持つこと。自分なりの答えが出るまでは、感情だけで先走らないこと。今はまだわからないなら、その問題は少し休憩しましょう。物事にはタイミングがあるので、無理にみつけようとすると誤った選択をチョイスしてしまうからです。そして、自分なりに答えが出た時は、本当にそれでいいのかと自問自答する時間を設けるのです。
一日一日思いは変わっていきます。その度にコロコロ変わる答えは、正解ではありません。いろいろなものをそぎ落としていき、残った思いが自分だけのベストアンサーとなるのです。

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2014.11.19

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記事を書いたのはこの人

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Written by 木村 比音(なお)

『愛』が人生のテーマ。 特技は本の世界に入り込むこと。 女の子は恋して夢みていい生き物なのです。 素敵女子目指して日々空想中。 写真撮影ご協力:青山エリュシオンハウス 撮影者:福谷 真理子