メリットもデメリットも! フリーランス女子の働き方と妊娠・出産【後編】
こんばんは。インナービューティー研究家・フードコーディネーターの國塩亜矢子です。現在フリーランス、いわば個人事業主で仕事をしている筆者が、前回に続き、「フリーランスで仕事をしたいんです!」といううら若き女子大生たちへ伝えたいと思ったことをお届けしてまいります。
フリーランス女子の妊娠・出産、仕事との関わり方
いわずもがな、フリーランスには産休・育休などの復帰制度はなく、いつからいつまで休むのかは自分で決めなければなりません。休んでいる間はもちろん無給。復帰後に産前と同じだけの仕事がある保証はありませんし、得意先に必要とされ続けている保証もありません。「出産後も仕事を継続する」という点では会社員に比べてリスクが大きいのが事実。
保証は自分の「実績」だけ
大切なのは妊娠・出産前にどんな仕事をしてきたか、どんな人付き合いをしてきたか……ということ。規模や報酬に関わらず、きちんとていねいに、真摯に仕事に向き合ってきたならば、100%ではないにせよ復帰後も必ず発注を続けてくれる得意先が残るでしょう。もしくはこれまでの仕事を目にしてくれた新しい得意先からオファーが入るかもしれません。
たとえ復帰後すぐは自分が望む仕事量の10%しか仕事がなかったとしても、1年後にはきっと100%に戻っているか、うまくいけば200%になることだってあり得ます。もちろん逆もしかり。100%がしばらく0%の状態になることだってあり得ます。そう、すべては自分次第なのです。
大切な人とていねいなコミュニケーションを
出産後もフリーランスとして仕事を続けたいと願うのならば、常々どんな仕事でも引き受けたからには全力で、ていねいにこなすことが大切。そしてフリーランスこそ人付き合いが大切。ここでの人付き合いとは、媚びを売ったり八方美人になる……ということではなく、大切な人たちとしっかり向き合い、大切な人たちとのていねいなコミュニケーションを日々大切にすべし、ということ。
「相手を大切に思う気持ち」をもって仕事をする
これは友人関係にも共通することかもしれませんが、仕事のやり方や価値観が大きく違う相手や、無理難題ばかり押し付けてくる相手とは無理に付き合い続ける必要はありません。「この人と、この会社と一緒に自分も頑張りたい!」……そう思える得意先と出会えたならとても幸せ。そんな得意先とは恋人や我が子を思いやるような気持ちでていねいに付き合いたいもの。相手を大切に思う気持ちは必ず相手にも伝わり、長く気持ちのいいお付き合いができるはずです。
すべて「自分次第」なのがフリーランスという働き方。自分でコントロールが効く半面、リスクが大きいのが事実。「フリーランス」という働き方を考えている人は、本当に自分に向いているのか、生活面や将来の人生設計ともしっかり向き合って決断してくださいね!