パパっと作って「料理上手」に仕上げるために揃えておきたい6つのもの【後編】

前編に引き続き、簡単に「料理上手」風に仕上げるために揃えておきたいものをご紹介します。


そろえておきたい7つ【後編】

4: 良いおだし

おだしは、昆布や鰹節から自分で作るのが一番いいのですが、なかなか忙しくてそこまで手間はかけたくない……というのが本音ですよね。でも、和食の場合おだしはすべての味の基本です。粉末状や顆粒状のものを使うとしても、自分でためして「おいしい」と思えるものを揃えておいてください。逆に言えば、お出汁がおいしければたいていの料理はレベルアップします。お味噌汁やお吸いもの、炊き込みご飯に煮物――と、和食上手な女になれます。
筆者のおススメは「茅乃舎のだし」です。化学調味料無添加ですし、お野菜のみでとっただしなどバリエーションもありますので、一度ためしてみてはいかがでしょうか。

5: 香り高い油(ごま油・オリーブオイル)

最近は空前のオイルブームですが、「料理上手風」になるのに欠かせないのはごま油・オリーブオイルの2種類です。
ごま油はとにかく香ばしさが特徴なので、炒めものに最後にまわし掛けすると格段に風味があがります。また、冷奴に白髪ねぎとキムチをのせてごま油をかければ簡単に韓国風おつまみができますし、ゆでた野菜をだしとごま油で和えればお手軽ナムルになります。そして意外だと思われますが、ポン酢とごま油は相性がよく、サラダにポン酢とごま油をかけてゴマを振りかければまたまた「ドレッシングは手作りなの」になります。ぜひお試しください。
オリーブオイルはすでに使っている方が多いと思いますが、かなりの万能選手です。パンにつけてもよし、炒めものにもよし、ソテーにもよし。日頃もしサラダ油を使っているなら、洋風料理のときはためしにオリーブオイルにかえてみてください。風味がぐっと本格的になります。お魚でもお肉でも、塩コショウで下味をつけたあと、片栗粉か薄力粉を薄くまぶしてオリーブオイルで焼けば、ちょっとしたビストロ風です。パセリをかけて野菜を添えればお店で出てきそうな一皿になります。また、オリーブオイルを熱したフライパンでホタテやエビとお野菜をいためて、先ほどのクレイジーソルトとレインボーペッパーをかけるだけでイタリアン風海鮮炒めです。なんて簡単……。でもおいしいですよ!
そして、「ドレッシングは手作りなのシリーズ」ですが、オリーブオイルは最適です。オリーブオイル+クレイジーソルト、オリーブオイル+ポン酢、オリーブオイル+ペッパー類+レモン果汁など、お好みのパターンを見つけてみてください。人工甘味料など入っていなくてヘルシーなうえに、その日の気分によってバリエーションが広がります。しかも「料理上手風」です!

6: レモン果汁

えっここでレモン果汁? とお思いかもしれませんが、「料理上手風」にはかなり使えます。たとえばお肉料理でもお魚料理でもちょっと味がしつこいかな? 脂っこいかな? と感じたとき、少しレモン果汁を振りかけてあげるとさわやかさがプラスされてとても食べやすくなります。オリーブオイルの項目でご紹介した「ドレッシングは手作りなのシリーズ」にも登場したように、お野菜との相性も抜群にいいので、レモン果汁とソルト&ペッパーでも十分おいしいです。そこに生ハムやオリーブなど加えれば、十分におもてなし料理にも出せる豪華な前菜サラダになりますよ。

以上、ササッと簡単なのに「料理上手風」になれる6つの女の武器をご紹介しました。シンプルな煮物からちょっとおしゃれなビストロ風料理までささっと食卓に出して、「料理上手」の称号を手にしてくださいね。

2015.09.13

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記事を書いたのはこの人

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Written by 吉原由梨(ヨシハラ ユリ)

東大法学部卒業後、外資OL、秘書職を経て、現在は都内で夫と二人暮らしのフリーライター。30代初級者。 趣味は読書、グルメ、美容と健康の研究、マッサージ巡り、人間観察etc. 自身の経験や思索、あとは好奇心の赴くまま、幅広いジャンルのコラムを書いていきます。 Twitter:@yuriyoshihara ブログ:http://yuriyoshihara.blog.jp 写真撮影ご協力:青山エリュシオンハウス 撮影者:福谷 真理子