脂質不足はトラブルの元! “油”が足りていない8つのサイン:前編
「痩せているのが正義!」とばかりに、誰もがダイエットに励む時代。スリムな身体に憧れる気持ちはよ~くわかりますが、無理なダイエットで身体を痛めつけている乙女も多いのでは? 特に“油”はダイエッターには敵視されがちですが、脂質は5大栄養素にもあげられる身体にとって必要不可欠な栄養。不足すると思わぬトラブルを招いてしまうかも!? そこで今回はあてはまったらちょっと食事の内容を見直したい、油が足りていないサインをご紹介します。
どのくらいの油が必要?
“脂質が足りない”と一言で言っても、一体どのぐらい摂るのが適量なのでしょうか。まずは1日の目安摂取量をチェックしてみましょう。1日に必要な脂質の量は一日の運動量や性別、年齢によって変わります。目安としては運動時間が1日30分未満で事務職など身体を動かす仕事をしていない19~30歳の女性は小さじ5杯(男性は小さじ7杯)、30~50歳の女性では小さじ5杯(男性は小さじ6杯)程度。身体をたくさん動かした日には、少し多めの脂質をとってもOKです。
どんな食品から摂るのがベター?
“脂質”と言っても、ポテトチップスや揚げ物に含まれているような油分ばかりを摂っていては本末転倒! ジャンクフードや加工食品に多く含まれている“トランス脂肪酸”は基本的に食品から摂る必要はないとされています。また、牛肉や豚肉などに見られるような“常温でも固形を保っていられる油”の摂りすぎは身体にとって悪い働きをしてしまいます。美容に効く油は、オリーブオイルやサーモン、ナッツなどに含まれているような良質な油。油の質にもこだわって食事に取り入れましょう。
チェック1:常にお腹が空いている
脂質は炭水化物等に比べ消化に時間がかかるため、しっかりと食事で脂質を摂っていれば、満腹感は長続きするはずです。食事の量を極端に減らしている場合は別ですが、しっかり食事を食べたすぐ後なのに「まだお腹がすいている……」と感じてしまうのなら脂質が足りていないサインかもしれません。
チェック2:肌にハリがなくなった
化粧品を変えていないのに、乾燥や粉ふき、肌のたるみが気になり年齢よりも老けて見られる……なんてお肌の悩みも脂質の不足が犯人になっているケースは多いんだとか。「脂っこい食べ物を食べたらニキビができちゃった!」という経験したことがある乙女は多いと思いますが、油はお肌と密接な関係を持っています。良質な油は肌をみずみずしく保つ手助けをしてくれる脂溶性ビタミンの吸収を助ける働きがあります。つまり、せっかくビタミンを摂っても、脂質のヘルプがなければ効果が最大限に発揮されないということ。せっかく野菜を摂るのなら、オリーブオイルなど良質な油と一緒に摂ることを心がけてみて。
チェック3:生理が遅れている
脂質はホルモンのバランスを保つためにも使われています。脂質が足りなくなれば、ホルモンバランスが崩れて生理が遅れたり、周期がバラバラになるということにもつながりかねません。もちろん、生理の遅れは食べ物だけが原因になって起こるものではないので自己判断は危険ですが、ストイックに食事制限をしているのなら一因になっている可能性も考えてみて。
▽ 後編に続く
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