変化は小さなことから。「いい子ちゃん」をやめて自分らしく生きるコツ~前編~
子どもの頃求められた「いい子」を、大人になってもやめられない。そんな女子も多いのでは? 何事にも頑張り屋さんで、常に周りの空気を読み、何かを頼まれれば「NO」とは言えない……。A型長女の筆者がそんな「いい子ちゃん」を卒業したのは、25才の時でした。
何よりも世間の目が気になり、やめるのも一苦労ですが、それでもやめるなら早ければ早いほどいい。今回はいい子ちゃんを止めて自分らしく生きるコツを、前編「いい子ちゃんのデメリット5つ」と後編「いい子ちゃんの止め方」に分けてご紹介します。
世間にとっての「いい子ちゃん」
いい子ちゃんをやめるためにしっかり自覚しておきたいのが、「いい子ちゃんのデメリット」です。名称的にも一見メリットしかなさそうですが、それは「世間にとっては」限定。何にでも頑張り、控えめで、空気を読む子がいれば、周りは楽チンですよね。
では、「自分にとっては」どうでしょうか? 実はデメリットの方が多かった、と自覚しています。
いい子ちゃんのデメリット5つ
デメリットを具体的に見ていきましょう。
1:自分を責める
人には得意不得意があり、本来は得意分野を伸ばしていくもの。不得意分野に関しては、頑張って直るものではありませんし、頑張っているのもバレバレです。
たとえば人見知りをする性格の人がフレンドリーを装っても、大抵相手は「無理してる……」と分かりますよね。フレンドリーを装う自分自身も疲れますし、「フレンドリーじゃない自分はダメだ」と責めてしまいます。
無理しなくても、そのままでいれば人見知りの人は、ゆっくりと着実に信頼関係を築くことができます。しかし「いい子ちゃん」は、自分を責め続けてしまいがちです。
2:長所が伸ばせない
上記に関連して、不得意分野の改善に時間と労力を使うだけ、自分の長所を伸ばすことにかける時間が減ります。
3:自分の意見が言えない、持てない
謙虚で空気を読んでいると、なかなか自分の意見が言えません。自分の意見を言えない、自分で自分を抑えるなど、ストレスは溜まる一方。この経験が積み重なり、「自分の意見は常に諦めてきた」「自分の意見自体が持てない」人もいるでしょう。
4:ほんとうの自信が持てない
総じて、「自分に自信が持てない人」が多いでしょう。たしかに、“周囲の評価”を見れば自信はあります。とはいえ“ほんとうの自信か?”と問われれば疑問。あるのは常に周囲の評価に一喜一憂し、揺らぎやすい自信のみ。「評価されなくても、これが私」という強さは持てません。
5:むなしい
常に周囲を気にするいい子ちゃんは、「人のためになる!」という意見もあるでしょう。ところが自分が抜けた親切は、心に空しさを感じるだけです。
自分を愛せない人が他人を愛せないのと一緒で、自分が抜けていると、優しさも空しいだけです。
▽ 後編に続く