「お母さんに愛されていたな」と感じる子どもの頃のエピソード【後編】
子どもの頃って自分のことで精いっぱい。むしろ「なんで私の気持ちをわかってくれないの!」と両親に反発した経験のある人もいるのでは? でもいざひとり暮らしや結婚、子育てを経験すると、母の存在の大きさに気づきます。「お母さんって毎日こんなに大変な思いをしていたんだな……」と実感するのです。
そこで今回も前編に引き続き、「『お母さんに愛されていたな』と感じる子どもの頃のエピソード」についてご紹介します。さっそく見ていきましょう!
父との橋渡しをしてくれた
「反抗期に入ってしまい、父としょっちゅうケンカするように。父と顔を合わせたくなくて、あえて夕飯の時間をずらしていた時期もありました。でも母が間に入ってくれて、うまく仲直りできるように導いてくれた。あのままだと私も素直になれなかったので、母が手助けしてくれて良かったです」(20代/アパレル)
▽ 思春期に訪れる、“お父さんキライ”期。お父さんと顔を合わせれば暴言を吐き、イライラしていた女性もいるでしょう。しかもお父さんが口達者なタイプだと、ケンカに発展し、収拾がつかなくなることも……。
そんなときに娘を見守りつつ、お父さんにはさりげなく注意してくれるお母さん。そして頃合いを見計らって、ふたりの仲を取り持ってくれました。こんな高度な技を使えるのは、やっぱりお母さんしかいないですよね。
どんなに疲れても家事をしてくれた
「仕事から帰ってきて疲れているのに、サッと私たちの夕飯を作ってくれたこと。しかも毎朝お弁当も準備してくれました。仕事と家の往復だけで疲れ切っている私には絶対ムリ! お母さんってすごかったんだな……」(30代/営業事務)
▽ 私たちと同じように、日によっては職場でイヤなこともあったでしょう。でもそんな疲れを一切見せず、家では明るく振る舞っていたお母さん。毎日おいしいご飯を用意してくれました。
そう考えると「お母さんに夏休みはない」って本当ですよね。社会人になったからこそ、お母さんになにか恩返しをしたいと思うのです。
寝ないで待っていてくれた
「大学生になり飲み会が楽しくなってしまい、深夜に帰宅することもしばしば。でも朝早いのに、お母さんはいつも起きて待っていてくれました。
しかも私を責めることもなく『夕飯の残り冷蔵庫に入っているからね』『お風呂沸いてるよ』と……。それなのに私は『早くひとり暮らしさせてよ!』と文句ばかり。本当ダメな娘です……」(20代/IT)
▽ 絶対に眠いはずなのに、娘が帰ってくるまで起きて待っているお母さん。いま思うと随分心配かけていたんだなとわかりますよね。「せめてメールの1通でも送るべきだったな」と反省します。
もし自分に子どもができたら、お母さんのような優しくて強い母親になれるのだろうかと少し不安になるのです。