「ひとりの女性として感じたことを素直に投稿したい」エルメス【園子の部屋#4】

編集者/ライターの池田園子が、そのときどきで気になる人、話を聞きたい人に会いにいく連載企画「園子の部屋」。第4回目はTwitterで美容に関するツイートが大人気のエルメスさん。
自身が愛用するスキンケアアイテムのほか、「トマトジュース美容」や「ヤクルト美容」「キウイ美容」など、皆さんが気軽に試せる美容ネタが支持されています。Twitterと美容のお話をしてきました。


Twitterフォロワー数がひと桁変わった

池田: エルメスさんをTwitter上で拝見し、「すごく目立っている人だ!」と感じたのは、確か今年の春頃でした。いつから本腰を入れてTwitterを運用されるようになったんですか?

エルメス: 今年1月末くらいですね。アカウントは持っていたんですが、それまで放置していて。

池田: 当時、フォロワーさんは何人くらいいましたか?

エルメス: 300人台でしたね。

池田: それが今では54,000人超(2018年7月20日時点)って、驚異的な伸び率ですよ。

エルメス: 自分でもびっくりしました。2月には1,000人を超え、1か月後の3月には10,000人を超えていたので。

本当にいいと思ったものだけを紹介する

池田: すごい……! どうしてそこまで急激に増えたんだと思いますか?

エルメス: うーん、戦略みたいなものは全然ないんですよ。自由気ままにつぶやいてきただけというか。ただ、自分が試した美容情報だけをツイートしよう、というルールは決めていました。

池田: 確かにご自身が使ってみた実感や体験談が、ひとつのツイートにぐっと濃厚なまま凝縮されている印象があります。

エルメス: プチプラ〜高級なものまで値段にとらわれず、自分が本当にいいと思ったものしか紹介しません。そこで、良さや魅力を伝えたいんですよね。

池田: 自分なりのそのルールを決めたきっかけは何だったのでしょう。

エルメス: 昔から美容に興味があって、スキンケアアイテムやコスメを買ったり、エステやマッサージにいったりする機会が多かったんです。でも、ものやサービスがすごく良くても、認知されていないと商品が販売停止になったり、店がつぶれたりするんですよね。

リプライには必ず返信する

池田: 愛用者がいないとやっていけないですよね。

エルメス: それを愛用する側なので、なくなってほしくないんです。だから、私が発信することで愛用者が増えて、いつまでもその商品やサービスが存続してほしいなって。

池田: 愛用品に対する愛情を感じました。話を戻します。Twitter運用でとくに気を配っていることはありますか?

エルメス: リプライをくださった方には必ず返信することですね。リプライするって、お気に入りしたりRTしたりするよりも、ずっと手間や時間がかかっています。とくに真剣な気持ちで、愛のあるコメントをいただくと、ありがたいなと思いますよね。

池田: 確かに、とてもフォロワー数が多い人に対して、リプライをするのは勇気がいることかもしれません。

ツイートにはそのときの思いを素直に書く

エルメス: もうひとつ、これは気を配っているというより、その逆かもしれませんが、自然体な投稿を心がけています。ビジネス寄りにではなく、等身大の私として発信しています。そのとき、ひとりの女性として感じたことをその場で素直に書いて出す、というか。

池田: Twitter有名人のなかには、ツイートする前に何度も推敲して、慎重に発信する人もいますが、エルメスさんはそうではないんですね。

エルメス: 推敲はしないですね。そのぶん、投稿後に読み返すと、日本語がちょっと変だなというものもあります(笑)。ただ、Twitterアカウントは私個人の“趣味の場”だと考えているので、明らかな誤字脱字はあとで訂正するとして、基本的にはきっちりしすぎないようにしています。

池田: エルメスさんのツイートには“生”っぽい感じがあります。作り込みすぎていない世界観が受けているような気がします。

ポジティブな内容を記録に残したい

エルメス: だといいですね。自然体であることは確かだと思います(笑)。でも、つぶやかないと決めていることはあります。

池田: 具体的にはどんなことですか?

エルメス: 仕事に関することとネガティブなこと。仕事はクライアントもあることですし、ネガティブなことはそもそも「つぶやきたい!」って思わないんですよね。

池田: いいですね(笑)。私はときどきつぶやきたくなりますが、なんとかその気持ちを押さえるようにしています。

エルメス: むしろ、楽しかったことや「いいじゃん!」と思ったことを記録として残しておきたい派なんです。だから極力ポジティブなことだけをつぶやいていますね。

最近習慣化した「オミジャ茶」

池田: エルメスさんといえば、やっぱりうかがいたいのが美容の話です。比較的最近始められた美容があれば教えていただきたいです。

エルメス: 漢方茶の一種「五味子茶(オミジャ茶)」を飲み始めました。ビタミンCの含有量が多いのが特徴です。このオミジャ茶って面白くて、飲んだときの自分の体調によって、味が変わるんですよ。

池田: どういうことですか?

エルメス: たとえば、私は先々週オミジャ茶を飲んだときは苦味を感じて、今週は甘さを感じました。苦味は貧血気味だったり、血が弱くなっていたりするのを表し、甘みは膵臓が弱っていてデトックスが必要というのを表すそうです。
今週は暑さがすごかったので、それで甘さを強めに感じたのかなと思いました。

池田: その日の体調を見るリトマス試験紙みたいな存在ですね。

エルメス: まさにそうです。毎日飲む上で体調管理ができたらいいなと思って取り寄せました。

池田: 私も飲んでみます! 本日はありがとうございました。

▽ ゲスト/エルメス

起業家。ホラー映画、おしゃれとハイブランド、漫画と美容をこよなく愛する。元ファッション誌勤務のライター。

▽ 前回の記事はコチラ
▽ Twitter: エルメス(@hermes_ooo)

2018.08.08

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Written by 池田 園子(いけだ そのこ)

岡山県出身。中央大学法学部卒業後、楽天、リアルワールドを経てフリー編集者/ライターに。関心のあるテーマは女性の生き方や働き方、性、日本の家族制度など。結婚・離婚を一度経験。11月14日に『はたらく人の結婚しない生き方』を発売。 写真撮影ご協力:青山エリュシオンハウス 撮影者:福谷 真理子