脂質と炭水化物の組み合わせがキケンな理由って?
タンパク質・脂質・炭水化物は人間にとって必要な必須栄養素でもありますが、その中でも脂質と炭水化物は太りやすいため、食事のさいには気をつけたいところ。脂質と炭水化物がなぜ太ってしまうのか、その理由を知っておくだけで食事のとり方を工夫することができるかもしれませんよ。
炭水化物のとりすぎが太る原因に
炭水化物から摂取されたブドウ糖・グルコースは肝臓と筋肉の栄養素となっていきます。吸収しすぎた栄養素はエネルギーとして使われないと、肝臓と筋肉ではとりこむことができず脂肪となってしまいます。できれば余分な栄養素は脂肪にせず、筋肉や皮膚の再生などに使われてほしいところ。
でも血糖値のアップダウンの激しくなる食品を摂取すると、どうしてもインスリンの分泌が多くなってしまうため、脂肪になりやすいのです。
では炭水化物を抜けばOK?
血糖値を安定させるためには、炭水化物を抜けばOKと思っていませんか? しかし、食品のなかにはたんぱく質と脂質・炭水化物がバランスよく配合されているものがあったり、食べあわせによってはたんぱく質でもインスリンの分泌が高くなることもあるようです。
太りやすい食べあわせとは
もっとキケンなのは炭水化物と脂質の組みあわせです。洋菓子はもちろん、揚げものや丼ものなどは脂質と炭水化物のオンパレード。炭水化物のように消化がゆっくりされる食べものと脂質をあわせると、太りやすくなってしまいます。脂質と炭水化物の組みあわせがキケンな理由は、ただ太りやすくなるというだけではありません。それは依存性の強さです。食べれば食べるほどさらに食べたくなる……といった負のスパイラルにはまります。
炭水化物の摂取時に気をつけたいこと
炭水化物など糖質の多い食事は、なによりも食べすぎないことが大切です。お米や麺類などどうしても炭水化物が多くなりそうな場合は、なるべくおかずをきっちり食べるようにしましょう。食べあわせとしては、炭水化物はビタミンB1との相性が◎。
ビタミンB1の食材
赤身肉などに多いですが、ごはんのおともになる明太子やたらこにも含まれているので、おにぎりなどにして食べるのもよいです。
脂質の摂取時に気をつけたいこと
脂質も人間にとって必要な栄養素のひとつ。なるべく積極的に摂取しましょう。コレステロールの原因になると思われがちですが、良質なコレステロールの場合は増やすことで悪玉コレステロールを排出できます。炭水化物との相性が悪いのですが、ビタミンB2との相性は抜群です。
ビタミンB2の食材
クレソンやモロヘイヤ・明日葉などに多く含まれるビタミンB2ですが、焼きのり・納豆・マイタケにもたっぷりと含まれています。
いかがでしたか? 炭水化物と脂質、ぜひ食べあわせを工夫しながら摂取してくださいね。
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