気になる職業の女子に会いに行く♪ Vol.2 編集記者 宮本真希さん<後編>

あの職業って憧れちゃうけど、一体どういうお仕事してるんだろう? そう気になることはありませんか?今回はそんなお仕事の1つである「編集記者」として活動している、宮本真希さんに密着。お仕事のお話を聞いてきました。とある日の午後、青山一丁目にあるアイティメディア本社におじゃましてきました。


仕事のことをお話してくれた前編から続いて、プライベートトーク満載の後編です。
気になる職業の女子に会いに行く♪ Vol.2 編集記者 宮本真希さん<前編>

データは写真集にしてプレゼント

旅行が大好きだという宮本さんはよく海外へ出かけます。1月には母、妹、叔母、宮本さんの4人で台湾旅行をした。旅先で必ず撮るのは食べ物。現地でしか味わえない料理だからこそ、記録に残したくなるといいます。

海外特有のカラフルな色合いの料理は、衝動的にシャッターを切りたくなってしまうそう。食べ物の次に優先的に撮るようにしているのは風景。

宮本さん「写真に夢中になりすぎて、気付いたら人が写っていないこともあります(苦笑)」

できるだけ自然な人物写真を撮りたいものの、大抵集合写真のようになってしまうそう。今後は一緒に旅した相手が、旅先でナチュラルな表情をしている姿を狙って撮影したいと語っていました。

そんな宮本さんが旅行後によくすることがあります。旅行で撮影係になることが多いという宮本さんの手元には膨大な写真データが貯まっていきます。それらをデータのまま渡しても味気ないので、Appleのプリントサービスを使って写真集を作って配布します。

宮本さん「写っている人のバランスを考えながら、編集するきもちで作っています」

こう話す宮本さんの本棚には、これまでに作成した四冊の旅行写真集が並んでいて、時折パラパラと見返すのだとか。思い出の写真は取り出して眺めるものーーデータ時代にない感覚を見習いたいものですね。

好きなカメラを持つことでうまくなれる

愛用中のカメラは「OLYMPUS PEN E-P2」とPENTAXの「Optio WG-1 パープル」のふたつ。PENは日常でも旅行でも使っていて、防水性能のあるOptioは水辺でのアウトドアに出かけるときに使うそう。

一眼を買おうと決めたのは、もっと写真を撮る機会を増やしたいと思ったから。それまでは一眼を触る機会といえば、編集部のカメラを借りて取材に行くときのみ。撮る枚数が多ければ写真は上手くなるはず。

そう思って2010年にPENを購入。決め手は「かわいかったからです(笑)」という女の子っぽい理由。でも、はじまりはそれでいいんです。

宮本さん「自分のカメラを持つことで写真をもっと好きになれたり、カメラのある生活を楽しめたら、写真はもっと上手くなると思うんです」

上手い人の写真を見ることも大事らしい。ステキだなと思ったらその構図を頭に入れて、まずは真似するところからでいい。撮影後に写真を見て後悔しないような、満足のいく写真を撮れたらいいと思う。

昔宮本さんは「たくさん撮れば撮るほど上手くなる」と言われたことがありました。それ以来どんなところでも1度に何百枚も撮るようにしています。自分の大好きなカメラでこれでもかというばかりに撮るそう。それが魅せる写真の秘訣なのでしょう。

とにかく撮って撮って撮りまくる。写真は後から見返す作品ーーそういった気持ちで撮る写真には想いが入り込む。そうして出来上がるから、特別な味わいを持った写真となる。心をこめた写真を撮ろう。大事なことを思い出させてくれた取材でした。

宮本真希さん
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ねとらぼ

2012.08.14

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記事を書いたのはこの人

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Written by 池田 園子(いけだ そのこ)

岡山県出身。中央大学法学部卒業後、楽天、リアルワールドを経てフリー編集者/ライターに。関心のあるテーマは女性の生き方や働き方、性、日本の家族制度など。結婚・離婚を一度経験。11月14日に『はたらく人の結婚しない生き方』を発売。 写真撮影ご協力:青山エリュシオンハウス 撮影者:福谷 真理子