気になる職業の女子に会いに行く♪ Vol.2 編集記者 宮本真希さん<前編>
あの職業って憧れちゃうけど、一体どういうお仕事してるんだろう?
そう気になることはありませんか?
今回はそんなお仕事の1つである「編集記者」として活動している、宮本真希さんに密着。お仕事のお話を聞いてきました。とある日の午後、青山一丁目にあるアイティメディア本社におじゃましてきました。
ネット上で宮本さんの書く記事を目にすることは多い。その大半はおもしろネタなのですが、面白さを引き出しているのは、宮本さん自身が撮影する写真にあるのではないか。カメラマンではないのに、文章だけではなく写真でも見せる宮本さんから、上手く写真を撮るコツなどをお聞きしてきました。
「想定外」だったカメラマンの業務
大学四年生の頃、子ども専門の写真館でバイトをしていた宮本さん。「かわいい子どもたちと触れ合えて楽しそう」という動機で始め、当初は接客業務を担当していればよかったのですが……。
宮本さん「人が足りなくなって、急遽カメラマンもすることになったんです。びっくりしました」
もちろん撮影技術も大事ですが、ここは赤ちゃんも撮影に来る子ども専門の写真館。その子たちを笑わせて一番いい瞬間にシャッターを切るーーこれが最優先課題となるのです。
変な顔をしたり接近しておどけてみたりと、笑わせるために動き回ったそう。キャッキャッと笑顔になった瞬間に身体を反らせ、背後に隠したシャッターのスイッチを押します。
撮影はカメラを構えずに、高さや位置の固定されたカメラで行います。赤ちゃんや子どもにとって、黒い大きなカメラは恐怖を感じる存在なのでしょう。
宮本さん「自分が撮影した写真をおじいちゃんやおばあちゃんが、何万円分も買ってくれたときには驚きましたが嬉しかったです」
添え物ではない写真を撮りたい
その経験から、被写体に対して遠慮することなく撮影できるようになったそう。記者になってからもその魂は活きています。宮本さんは取材の際に写真を撮ることもあります。そのときには被写体の魅力や面白さを最大限に表現するべく奮闘。
「自宅警備隊 N.E.E.T.」というコスプレ集団を取材したときには、武装したイケているニートっぷりを表現するために、カッコよく撮ることに全力を注ぎました。地面に寝転がって彼らのダイナミックさを伝える写真も印象的でした。
悔しい経験もしています。とあるイベントの取材をしたときのこと。別の記者が撮影した女性の写真の方が、宮本さんの撮影したものよりも可愛く写っていたそう。上の方から撮ったか普通に撮ったかの違いで、それほど大きく差が出てしまうとは……と驚いてしまいました。
宮本さんは身長が150センチ台と小柄な部類。それからはオンオフ問わず、女性を撮影するときには「上目遣い気味」になるよう心がけるようになりました。「女性の持つ可愛らしさを引き出したい」と語ります。