正しい靴の選び方 ~美人はヒール音でさえも美しい~

先日表参道で買い物をしていたとき、ふと顔を上げると隣のラックにある女優さんがいらっしゃいました。失礼ながらその方のことをよく知らない筆者でしたが、ただただ美しさに圧倒され、見ているだけでファンになってしまいました。肌のきめ細かさ、洗練されたファッション、店員さんと話す時の仕草や立ち居振舞い……。中でも筆者の目に輝いて映ったのは、シンプルなベージュのヒール靴と凛とした歩き姿でした。
今回はその美しい女優さんのように、美人度を底上げしてくれる靴の選び方を学びましょう!

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size

オシャレを優先してサイズが合わないパンプスを無理に履いていると、外反母趾やハンマー・トゥと呼ばれる足の障害を引き起こしてしまう可能性もあります。歩きづらい靴は姿勢も悪くなるので、美しさからはかけ離れてしまいますね。
実際に店員さんに聞いてみたところ、試着の際のポイントは

1. 必ず両足で履いてみること
2. ちゃんと歩いてみること
3. 足のむくみを考慮すること

の3つがマストなのだそう。さらにインソールで厚みやずれを、サロンで幅を調節すればOK!

toe and heel

ポインテッドトゥ、ラウンドトゥなどなど、爪先の形はたくさんの種類があります。痛くならずに颯爽と歩くには、爪先の形が自分の足の形と合うことが一番です。一般的には、

・親指が長い足→オブリークトゥ、ラウンドトゥ
・人差し指が長い足→アーモンドトゥ、ポインテッドトゥ
・長さが揃っている足→スクエアトゥ

が良いとされます。
またヒールの高さですが、背筋を伸ばしてすっと歩ける高さのものを選びましょう。背が小さくて高いヒール靴を履きたい場合は、ストームもある程度厚めのものにすると歩きやすくなります。
ハイヒールの場合はかかとと爪先が同時、フラットシューズの場合はかかとが先に着地するなど、歩き方にも気を付けて。

color and care

女優さんが履いていたベージュのパンプス、あれはきっと、彼女の肌によく馴染むベージュだったからこそあんなに素敵だったのでしょう。
誰もが一足は持つであろうベージュのパンプスですが、シャンパンベージュなのかピンクベージュなのか、サンタンベージュなのかブラウンベージュなのかでもかなり印象が変わります。ファンデーションの色と同じように、自分にぴったり合うベージュ色を見付けましょう。

そして素敵な色や艶が損なわれぬよう、きちんとした日々のケアも習慣付けたいもの。ブラシとクリーム、撥水スプレーを玄関に常備しておけば、いつまでも美しい靴のままですね。
ヒール部分の金属が露出しカツカツと音を立てながら歩く方を稀に見かけますが、これは絶対にしてはいけません。サロンでこまめに修理をしてもらいましょう。

流行の靴を履くことも女子としての幸せ。だけど、その流行の靴が美しく見えるのは、似合っていてこなれているからこそ。
自分だけの一足を、ぜひ探してみてください。

2014.11.11

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記事を書いたのはこの人

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Written by 香 みちる (カオリ ミチル)

都内在住のジュエリーデザイナー。 好きな宝石はダイヤモンド。好きな香りはムスク。 趣味は乗馬、バイオリン、旅行、そしてSM。