モラハラ夫と再婚し…「私は何を見てたんだろう」自分を受け入れてくれた元夫を思い出した話　

結婚の価値観は人それぞれですが、趣味が合う相手と一緒になりたい人も少なくないでしょう。共通の趣味がある彼氏と若くして結婚する人生も、運命を感じて素敵ですよね。でも妻がきらびやかな世界を知ったことで、少しずつ関係に溝が生じることもあるようで……？　今回はモラハラ夫と再婚した女性が、自分を受け入れてくれた元夫を思い出した話をご紹介します。

純文学が好きで文芸サークルに所属していた主人公・愛子は、澤田悟と知り合い、交際をはじめます。大学を卒業してすぐ結婚し、一般企業に就職したふたり。仕事の傍ら小説を書く悟とは、穏やかで満ち足りた日々を送っていました。
そんな生活から3年が経った頃、愛子の職場に山田真理が転職してきます。地味な愛子を見た真理は、週末一緒に出掛けようと声をかけてきます。断れなかった愛子は出向きますが、メイクや高級バッグの購入、はじめてのクラブに感動しました。この日以来、華やかな世界に足を踏み入れた愛子は、美容に投資をします。悟から出費を指摘されるも苛立ち、「優しいけど地味」と考えたのでした。
翌日、イケメンな前川真司が営業部から異動してきます。飲み会で声をかけられ、ときめく愛子。さらに帰宅後メッセージが来て、胸が高鳴ったのでした。
ある日浪費を理由に、悟から離婚を切り出された愛子。一瞬驚いたものの、悟と別れれば堂々と真司と付き合えると考え、離婚を承諾します。悟から「離れても愛子の幸せを願ってる」と言われ、白々しく感じます。
「あんな地味な元夫より洗練されたイケメンが似合う」と考える愛子ですが、実は既婚者な上にモラハラな真司。真理から真司が既婚者だと聞かされ直接確認したところ、既婚者であることを認め、「うちももうすぐ別れる予定」と言いくるめたのでした。
真司のモラハラと不倫に耐えきれず、離婚を突きつけた妻。「家政婦候補はたくさんいる」とあっさり別れ、愛子のもとにやってきます。イケメンとの華やかな結婚に胸を躍らせた愛子でしたがさっそくモラハラがはじまり、毎日家事や生活のダメ出しをされます。久しぶりに真理とお茶をしただけで怒鳴られ、ふと穏やかだった悟との日々を思い出したのでした。

悟との思い出

「私は何を見てたんだろう」

偶然悟との思い出の品を見つけ、涙を流した愛子。モラハラな真司とは異なり、どんな自分でも受け入れてくれた悟の愛情を思い出したのでした。若い頃は特に華やかさが魅力的に見えがちですが、一番大切な人だけは失わないようにしたいですね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。