「娘ってのは難しいよ」不倫に嫁いびり…娘を想い奮闘するシングルファザーの話【想像と違う?】
郷田家で苦労している美鈴に里帰りをすすめようと決心した父・大吾。その言葉を聞き、姉の身を案じていた妹・美幸は、安堵の表情を浮かべます。しかし、美幸にはもう一つ気がかりなことが……。
今回は、娘たちの幸せを願うシングルファーザーと、それぞれの悩みを抱える姉妹の話、「親子の絆とは? シングルファーザーの父と娘2人の話」の中から想像と違った奥さんをみていきましょう。
あらすじ
姉・美鈴の夫と義母の理不尽な仕打ちを知り、心を痛める美幸。父・大吾は、そんな美鈴を気遣い、実家へ戻るように電話をすることを決意します。一方、美幸は、美鈴の夫のパパ活疑惑を知り、父に伝えるべきか悩んでいました。そんな中、編集長からソラ先生の自宅へ資料を届けるという「仕事」を頼まれた美幸は、複雑な思いを抱えながらも彼の家へと向かいます。立派な門構えのソラ先生の家で、インターフォン越しに応対したのは、週刊誌で見た美しい妻でした。しかし、実際に会った妻の態度は想像とはかけ離れたもので、美幸は言葉を失ってしまうのでした。
見どころ
父の優しさと娘の気づかい
「今日の夜にでも電話して 里帰りするように言ってみるよ」「それが無理なら俺が会いに行ってくる」と、娘を心配する大吾の優しい言葉が心に沁みます。離れて暮らす娘を案じ、行動しようとする父親の愛情がストレートに伝わってきますね。それに対し、美幸もまた、父の優しさを理解しているからこそ、素直に「良かった」と安心した表情を見せるのです。
複雑な思いを抱える美幸
姉のことで心を痛めながらも、尊敬するソラ先生のことで別の悩みを抱える美幸。「パパ活なんて言っても お父さんには何のことか分からないよね?(昭和の人間だからな~)」というモノローグからは、父親への配慮がうかがえます。しかし、「ソラ先生のご自宅…きっと奥さんもいるよね(週刊誌でしか見たことないけど キレイな人だったな)」という言葉には、これから会うであろう人物への緊張と、どこか割り切れない感情が入り混じっているようです。
衝撃的な出会い
資料を届けに訪れた美幸を待ち受けていたのは、想像とはかけ離れた冷たい態度のソラ先生の妻でした。「ったく、最近の若い女はモタモタして 本当にバカなんだから」という辛辣な言葉と、封筒を奪い取るような粗暴な仕草に、美幸でなくても衝撃を受けるのではないでしょうか。美しい容姿からは想像もできない言動に、一体何があったのでしょうか。
▽ 資料を届けに行ったソラの自宅で、妻と初めて顔を合わせた美幸。しかし、その出会いは決して好ましいものではありませんでした。美しいけれど高飛車で、人を蔑むような態度。美幸が週刊誌で見ていた印象とは全く違う人物像に、彼女は大きな戸惑いを覚えます。この出会いが、美幸の心にどのような波紋を広げていくのでしょうか。そして、美鈴の夫のパパ活疑惑の真相、姉・美鈴の苦境など、 深みを増していく予感がします。