「ただの”友達作り”!」交際は隠してるけど…関係を察した「横取り女」が彼氏と距離を詰めてきた話

会社は働く場なのに、どう見ても男を漁りにくることが目的の女子社員っていますよね。そんな厄介な人物は、同性から見たら一発で見抜けますが、やさしい男性は鈍感なようで……? 今回は、「友達作り」と言って「横取り女」が彼氏と距離を詰めてきた話をご紹介いたします。
主人公・阿部智里は営業部でバリバリ働く25歳です。地元から出たくて上京し、大手メーカーに就職することができました。入社2年目には新人の教育を任せられるようになり、後輩・波田野勇二は智里の指導もあって今では立派に成長しました。
ある日、仕事終わりに同僚たちと飲んでいると、恋愛の話題に。智里は、これまでの恋愛は彼氏を奪われたりフラれたりと、あまりいい思い出がなかったと振り返ります。地元のかわいい幼馴染に歴代の彼氏をすべて盗られてしまい、それこそが智里が上京した理由でした。
そんな智里は、波田野とひそかに婚姻関係を結んでいます。お互いが一人前になったら結婚するという約束をしていて、智里は過去の苦い恋愛の思い出は消せなくても、波田野となら幸せになれると信じています。
ある日、上司に呼び出されて新人の教育をお願いされますが、紹介されたのは地元の幼馴染・裕菜でした。裕菜は近所に住んでいた2歳下の幼馴染です。小さい頃はよく一緒に遊んだものの、愛想がよくてかわいい裕菜と比べられることも多く、自分の真似ばかりしてくることにもモヤモヤした気持ちを抱えていました。しかも目立つ裕菜のせいで、智里が真似をしていると周囲に勘違いされていじめられることも。ただ、裕菜は悪気があってやっているわけではないと、その当時の智里は思っていましたが……。
そんな智里も中学になって初めて彼氏ができます。彼氏と楽しい毎日を過ごしていましたが、ある日突然フラれてしまいます。そして彼氏が裕菜と一緒にいる場面を見てしまいました。そこから裕菜は、智里に彼氏ができる度に略奪を繰り返します。疲れ果ててしまった智里は、大学卒業を機に地元を離れて上京することにしました。
そんな裕菜と絶縁したつもりでいたのに、再会してしまった智里。仕事と割り切って指導を始めますが、イライラするようなことばかり言われてしまいます。仕事に関係ない話をしてきたり、教えても聞いてくれなかったりと、ストレスが溜まる智里。そんなイライラを癒してくれるのは、波田野でした。しかしそんな2人の様子を見た裕菜は、なにやら企んでいる様子。
ある日、コピー機の前で困っていた裕菜を見て声をかけた波田野。すると裕菜は、波田野にボディタッチをして馴れ馴れしく接します。さらに、智里と幼馴染ということを告げて、波田野との距離をつめようとし、その様子を見た智里は焦って思わず声をかけました。
それから一週間、裕菜は波田野にベッタリなため、智里は「私情で邪魔をするのはやめてほしい」と釘を刺しました。
裕菜に注意






ただの「友達作り」
波田野の邪魔をしないように注意すると、「ただの友達作りだ」と言い張る裕菜に込み上げそうになった怒りをなんとか押し込めた智里なのでした。どう考えても友達の距離の詰め方ではない人を見ると、不信感が募りますよね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。