「略奪セレブ婚成功!できちゃったのは嘘ですけど(笑)」【お腹が…っ!】
世間の注目を集めるセレブとの結婚を夢見ていたレミですが、その道のりは決して平坦ではありませんでした。前夫の誠一郎との離婚が明るみになり、さらにお腹の子どもが別の男性の子どもだと姉に知られてしまいます。母の余命を案じた姉は、この事実を伏せるようにレミに告げますが、レミ自身は自身の行動を一切悪びれる様子がありません。そんなレミの心境とは裏腹に、事態は思わぬ方向へと転がっていきます。
あらすじ
自宅で静養するレミのもとを訪れたタイガは、以前にも増して雑な態度で接し、レミにお金を渡します。お腹の子どもを心配するそぶりを見せるタイガですが、その言葉にはどこか空虚さが漂います。レミが妊娠8ヶ月であることを告げても、タイガはまるで他人事のよう。そんな中、レミは突然の腹痛に襲われ、病院へと運ばれます。診断は「切迫早産」。そのまま入院を余儀なくされたレミは、動揺しつつも赤ちゃんの無事に安堵します。しかし、入院生活中に母親が危篤状態となり、出産を待たずに亡くなってしまいます。母親の葬儀にも参列できないまま、レミは孤独な闘いを強いられます。そして、時間が過ぎ、無事に赤ちゃんが誕生。赤ちゃんを抱きしめるレミの表情には、なんとも言えない複雑な感情が入り混じっていました。退院の日、レミを迎えに来たタイガの言葉に、レミは違和感を覚えます。
見どころ
豹変するタイガの態度
お金を受け取るレミに対し、タイガは以前よりもぞんざいな態度を取るようになります。まるでレミのことなどどうでも良いと言わんばかりに、お金を渡すタイガの表情には、以前のような優しさや気遣いは感じられません。レミもまた、タイガの豹変した態度に寂しさを感じながらも、「こうやってお金くれるだけマシか」と自嘲気味に呟く姿は、二人の関係が形だけのものになりつつあることを示しています。
突然の異変と切迫早産
お腹の張りを訴えるレミに、タイガは形式的な言葉をかけるばかりで、その状況を真剣に受け止めている様子はありません。そんな中、突然お腹に激痛が走り、レミは病院へ運ばれてしまいます。診断は「切迫早産」。赤ちゃんの無事に安堵するレミですが、この入院が彼女の人生に大きな影響を与えることになります。
悲しみに暮れるレミと新たな命
入院中のレミに突きつけられたのは、母親の死というあまりにも辛い現実でした。出産を待たずに旅立ってしまった母親の葬儀にも参列できないまま、レミは孤独な悲しみに打ちひしがれます。しかし、そんな深い悲しみの中で、新たな命が誕生します。産声を上げた赤ちゃんを抱きしめるレミの表情は、悲しみと安堵、そして新たな決意が入り混じった複雑なものでした。
▽レミは切迫早産となり、望まぬ形で入院生活を送ることになります。母親の訃報にも立ち会えず、孤独な闘いを強いられたレミ。そんな彼女のもとに無事に誕生した赤ちゃんは、彼女の心にどのような変化をもたらすのでしょうか。そして、タイガが迎えに来た際に放った、どこか引っかかる言葉の真意とは? レミの抱える闇が少しずつ明らかになっていく中で、彼女の人生は新たな局面を迎えます。