『略奪セレブ婚成功！できちゃったのは嘘ですけど（笑）』【お金はあるけど…なんだかなー】

略奪愛、そしてセレブ婚。誰もが羨むような玉の輿に乗ったはずの女性に、まさかの心境の変化が訪れる——。今回は、そんな「略奪セレブ婚成功！できちゃったのは嘘ですけど（笑）」の中からお金はあるのに喜びを感じられないレミの話をご紹介いたします。レミの知らないところで、誠一郎の元嫁であるサトコは、誠一郎への静かな復讐を完遂します。一方、妊娠生活を送るレミですが、誠一郎と別れる決意を固めていました。この期間に、レミの心境にどのような変化があったのでしょうか。

あらすじ

タイガがレミとの子どもを認め、養育費と生活費を十分にもらえることになったレミ。順風満帆な生活を送るはずが、以前のように心からお金を使うことに喜びを感じられずにいました。そんな中、レミは母と同じ病院の産婦人科へ転院します。そこで母から妊娠を喜ばれるレミは、以前とは違う感情を抱き始めます。
そして、弁護士を介して誠一郎との離婚手続きを進めることになりますが、誠一郎はレミに対して恨みの言葉をぶつけ、錯乱してしまいます。

見どころ

お金を使っても満たされない心境の変化

タイガから十分なお金をもらい、以前のようにブランド品を買い漁るレミですが、その表情には満たされない感情がにじみ出ています。物質的な豊かさだけでは埋められない心の隙間を感じているようです。お金を手に入れてもなお、どこか虚しさを抱えているレミの複雑な心境が描かれています。

母の言葉が与えた影響

妊娠を素直に喜べずにいたレミでしたが、母から「レミの子なら男の子でも、女の子でも可愛いわね」「大丈夫。大丈夫だから」と優しく声をかけられます。この母の言葉は、レミの心にじんわりと響きます。手を握られたレミは、罪悪感と不安を見透かされたような気持ちになり、これまでとは違う感情が芽生えていることがうかがえます。

誠一郎との決別とレミの選択

誠一郎との離婚手続きの場で、誠一郎はレミに対して「レミのせいで俺はなにもかも終わったんだ…！！この悪魔！」と怒りをぶつけ錯乱します。その様子を見たレミは、誠一郎との関係に本当の終わりを告げ、自身が持ってきたブランド品を売ったお金を元妻への慰謝料として渡すことを提案します。これはレミが過去ときちんと向き合い、新たな一歩を踏み出そうとしている証拠と言えるでしょう。

▽ タイガからもらったお金があるものの、今までのように気持ちよく使えないレミ。母の様子を見て、誠一郎とけじめをつけることを決意しました。過去との決別、そしてこれから始まる新たな生活。レミがどのような道を選ぶのか、彼女の心にはどのような変化があったのでしょうか。