『略奪セレブ婚成功！できちゃったのは嘘ですけど（笑）』【貧乏なんて耐えられない！】

かつては「勝ち組」と羨望を集めたレミ。しかし、妊娠略奪婚という強引な幸せは長くは続かず、夫・誠一郎との冷え切った関係に終止符が打たれようとしています。
今回は、実家に戻り、現実に打ちのめされるレミの姿が描かれます。華やかだったセレブ生活とのギャップ、そして新たな「金ヅル」タイガとの駆け引き。波乱含みの展開をご紹介します。

あらすじ

夫婦関係が破綻し、実家へと戻ったレミ。そこに待っていたのは、かつての優雅な生活とはほど遠い現実でした。「妊婦ってこんなにしんどいの⁉」と愚痴をこぼし、「貧乏ってヤダな」と不満を募らせます。「全部うまくいってたのに…！」と過去を振り返りつつ、レミはお腹の子の父親であるホスト・タイガに連絡を取ることを決意。喫茶店で再会したタイガは、「責任？とってもいいよ」と意外にも誠実な態度を見せ、生活費の入った封筒と親になるための書類を差し出します。大金に舞い上がるレミは、「いいママになる感」を装い、タイガに流されていきます。しかし、そんな矢先に弁護士からの連絡が。「旦那様が離婚に応じてほしいとのことで…」と告げられるも、レミは「いいですよ。離婚してあげても」とあっさり了承。新たな金ヅル・タイガにすべてを託す覚悟を決めるのでした。

見どころ

貧乏生活への強烈な拒絶感

レミの「貧乏ってヤダな」という心の声は、彼女の価値観を端的に表しています。セレブ生活を手放したくないという執着心が、実家での不自由な暮らしと対比され、レミのプライドと葛藤が浮き彫りになります。

タイガの“誠実”な提案

タイガは「これからのこと、きちんとしよう」と親になる覚悟を示し、生活費まで用意する誠実な一面を見せます。しかし、どこか含みのある表情や言葉遣いには裏がある気配も漂い、一筋縄ではいかない人物像が描かれています。彼の真意はまだ謎に包まれたままです。

軽すぎる離婚宣言

「いいですよ。離婚してあげても」と軽く言い放つレミの態度は、夫婦関係の崩壊を象徴しています。夫への未練は一切なく、むしろタイガという新たな“金ヅル”に心が完全に移っている様子が強調されています。

▽ レミの転落と再起を描く重要な話となりました。実家での現実に直面し、不満と苛立ちを募らせる一方、タイガの差し出す“救いの手”にすがる姿は、彼女の打算と弱さを如実に物語っています。あっさりと離婚を受け入れたレミの決断は、果たして幸運の兆しか、それともさらなる波乱の幕開けになるのでしょうか。