元カレと再婚できなかった義母…嫁に子どもを産ませ、身の回りの世話をさせようとした話

両親を大切にするのはいいことですが、あまりにマザコンすぎると心配になりますよね。さらに母親も子離れできていないとなると、親子の関係はより依存的になってしまうでしょう。今回は元カレと再婚できなかった義母が嫁に子どもを産ませ、身の回りの世話をさせようとした話をご紹介いたします。
結婚相談所に出向いた田中太志と母・美佐江。マザコンの太志と子離れできない美佐江に、相談所のスタッフも引いてしまいます。数日後、相談所会員の工藤麻里が太志に興味を持ち、お見合いをすることになります。
会話の中で太志を家族思いの素敵な人だと勘違いした麻里は、結婚を決意します。一方で彼氏と再婚予定だった美佐江ですが、浮気され破局します。幸せそうな太志と麻里とは対照的に、「どうして私だけこんな目にあわなきゃいけないの!?」と苛立つのでした。
無事に結婚式が終わり、新婚生活がはじまった麻里。しかし美佐江がアポなし訪問をすることに違和感を覚えます。食の好みや部屋の匂いにまで口を出され太志に相談しますが、美佐江の味方をした挙句、ママ呼びをする姿に衝撃を受けます。
太志から心が狭いと責められた麻里ですが、数日後美佐江に合鍵を渡していたと知ります。勝手に家に上がり込み、「これでいつでも好きなときに来られる」と言う美佐江をおかしいと思うのでした。
美佐江の帰宅後、太志が合鍵を渡したことを追求しますが、「美佐江が家に来ることがうれしい」「親孝行しなくちゃな!」と話になりません。お見合い時、母子家庭で仕事が忙しく、祖父母に預けられていたと聞いていた麻里。しかし実際は売れないタレントをしていた美佐江が、育児放棄していただけだと知り呆れます。マザコンと過干渉の毒親という最悪の条件が発覚したのでした。
冬になり、太志が28万円のネックレスを購入したレシートが出てきます。不倫を疑った麻里でしたが、自分へのクリスマスプレゼントかもしれないと喜びます。しかしクリスマスイブ当日に帰ってこなかった太志。
翌日ショックを受けた麻里が仕事から帰宅中、美佐江から声をかけられます。「元気ないじゃない? 何かあったら相談してね!」と言われた麻里は太志が帰ってこなかったことを伝えますが、なぜか「子どもを作ればいい」と言われてしまいます。
さらに自宅に泊まった美佐江から「この家の跡継ぎを産んでもらわないと!」「孫の顔も見せられない嫁なんてお荷物もいいところだわ!」と怒鳴られます。仕事納めで年末年始休暇に入る麻里は、美佐江が入り浸ることを想像し憂鬱になります。職場の佐藤先輩に事情を説明したところ、離婚を視野に暴言の録音を勧められたのでした。
道で太志と美佐江がイチャつく姿を目撃してしまった麻里。さらに美佐江が28万円のネックレスをしており、衝撃を受けます。帰宅後の太志を問いつめますが、「俺が稼いだ金なんだから何に使ったって勝手だろ!?」と言われ、泣きながら「あなた異常よ」と責めたのでした。麻里に怒られた太志は、日記に麻里への怒りを書き殴ります。幼少期から育児放棄されていた太志でしたが、母親を思うあまり心酔してしまっていたのでした。
劇団仲間・春子と飲む美佐江ですが、麻里をいじることを面白がっています。孫を急かした話をしたところ、春子から「自分は親に息子を押し付けて逃亡したくせに」と言われてしまったのでした。
美佐江の思惑







「嫁なんだから当然でしょ!」
元カレにフラれ、自分だけ不幸なことが納得いかない美佐江は、麻里を虐げることを考えたのでした。一方太志と義母からひどい扱いを受け、実家に帰ろうとした麻里。嫁に子どもを産ませ、身の回りの世話をさせようとする義母なんて恐怖でしかないですよね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。