夫と義母の嫁いびりに耐えられない…「あなたの人生を生きなさい」亡き義父の声が聞こえた話
30年間家事育児はもちろん、義母の介護もひとりでやってきたのに、夫に感謝されるどころか見下されたら許せないですよね。その上、義母まで嫁をバカにしてきたらどう思うでしょうか? 今回は心も体も限界の主人公が、亡き義父に語りかけた話をご紹介いたします。
28歳でできちゃった婚をし、加納家に嫁いだ典子は30年間夫・健一と義母・澄江から家政婦扱いされてきました。それでも何とか耐えてきた典子は、健一が定年退職したこの日も妻として動いていますが、相変わらず健一と澄江から暴言を吐かれます。
結婚初日から澄江に嫁いびりをされてきた典子ですが、唯一優しくしてくれたのが義父でした。しかしそんな義父も典子が40代のとき急逝、義母が脳梗塞で倒れ介護が必要になります。息子の悠人と娘の結菜の育児、家事仕事介護のすべてをこなした典子。やがて社会人になり家を出ることになった結菜から、「お母さんもう離婚しなよ」と言われますが。「今さら……」と踏み出すことはできませんでした。それから5年後、お盆に悠人と結菜が帰省したタイミングで、悠人まで自分をバカにしていたことを知り、典子はショックを受けます。それでも生活は続き……。
夫に言い返す気力もない
「あなたの人生を生きなさい」
家のことだけじゃなく、介護までしてもらっているにもかかわらず、全く感謝のない夫と義母。ふたりから毎日のようにいびられ続けて心も体も限界を超えてしまったある夜、優しかった義父の声を聞いた典子なのでした。亡くなった義父に語りかける姿から、唯一義父が心の支えだったことが伺えますね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。