薄情で無能な娘? 結婚式のスピーチで復讐! 男尊女卑の地域で育った姉の話【男尊女卑の地域】

2025.07.30

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まだ根強く残る男尊女卑の思想に悩まされる人は少なくありません。家庭内だけでなく、住んでいる地域全体で「男尊女卑が当然」という環境だとやっかいです。そんな環境で育ちながらも、自分の人生を懸命に生きようとする女性の話をご紹介いたします。


あらすじ

高校3年生のくぬぎは、つらい時いつも海と富士山を見に海岸を訪れ、「親や兄弟がどこにいるかもわからない」魚を羨みます。自宅に帰ると、味方をしてくれない母・ふたばに家事をこき使われ、酒癖の悪い父・平は「娘は嫁に行ったら家を出る無駄な存在」と罵倒し、弟の一鉄は両親に甘やかされ放題。
くぬぎは自分の人権がない家で、「この家から出て自由になりたい」と強く願います。幼い頃から男尊女卑の思想が根付く地域で、弟は優遇され、自分は冷遇されてきたことを思い出し、両親から「金かけたところで無駄」「女の子は家のお手伝いが役目」と言われてきたことに、家族が大嫌いだと心の中で叫ぶのでした。

見どころ

くぬぎの「夢」と海への憧れ

「つらいときはいつも海と富士山を見にここに来る」「いやなことは全部波音がかき消してくれる」と、海岸で海を眺めるくぬぎ。「魚はいいなぁ…こんな広い海の中なら親や兄弟がどこにいるかもわからない」という心の声は、くぬぎが家庭の抑圧から逃れ、自由になりたいと強く願っていることを示しています。

家族の「歪んだ関係性」とくぬぎの絶望

自宅のリビングに入ると、家事をこき使う母・ふたば、酒癖の悪い父・平、そして両親に甘やかされている弟の一鉄が描かれています。誰一人、くぬぎへの態度に疑問を持っていない「歪んだ関係性」の家族でした。

男尊女卑の思想とくぬぎの「心の叫び」

幼い頃の回想で、平が「娘なんてなァ、嫁になったら家から出ていくんだ! 金かけたところで無駄無駄!」とくぬぎをあざ笑い、ふたばが「女の子は家のお手伝いをして家を支えるのが役目!」と諭します。くぬぎの住む地域に根強く残る「男尊女卑」の思想が、彼女の人生に深く影響を与え、家族が好きになれない理由です。

▽ 子どもの頃からあからさまに冷遇されて育ってきたくぬぎ。だんだんと自分の気持ちを伝えることをあきらめてしまったようですね。

2025.07.30

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Written by Googirl編集部

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