男尊女卑の地域から有名大学に合格し上京! 新生活をスタートさせた女性の話
令和になっても男尊女卑の価値観が根強く残る人っていますよね。特に家庭内や地域全体で男尊女卑の思想だと、周囲に価値観をアップデートする人がいないのでやっかいなもの。今回は有名大学に合格し、新生活がスタートした姉の話をご紹介いたします。
高校生のくぬぎは男尊女卑の思想が根強く残る地域に住んでいます。そのため性別だけが理由で弟・一鉄のみ優遇され、くぬぎは我慢を強いられていました。毎日惨めな思いをしているくぬぎは、早く自由になりたいと考えています。
そんなときに美容師を目指す親友の志野から、高校を卒業したら一緒に上京しようと提案されます。志野と上京したいくぬぎは父・平に進学したい旨を伝えるも、「女に学歴なんかいらん!」と一蹴されてします。しかし成績優秀なくぬぎは担任から奨学金をすすめられたため、再度「高校を卒業したら家を出ていく」と宣言します。
それでも平、母・ふたば、一鉄から猛反対されてしまったくぬぎですが、売り言葉に買い言葉で有名大学ならいいと交換条件を出されました。しかし試験の費用や交通費なども自分で工面しなければならないくぬぎは、美容師として働く志野の母親・京子のお店でバイトをしながら試験勉強に励みます。そして無事試験を終えたくぬぎ。はたしてくぬぎは受かっているのでしょうか。
桜咲く
美容師の専門学校に通う志野とルームシェアをするくぬぎ。ふたりとも充実した生活を送っているようです。
東京での新生活がスタート
これまでの努力が実り、念願だった東京での新生活がスタートしたくぬぎ。女だからとバカにされることもなく、貧乏ながらも一人の人間として自由な日々を手に入れることができました。身を置く環境の大切さをあらためて感じますね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。