「卒業したらまぐろ工場で働け!」進学に大反対の親を尻目に一人奮闘する女子高生の話

2025.08.19

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令和になっても男尊女卑の価値観が根強く残る人っていますよね。特に家庭内や地域全体で男尊女卑の思想だと、周囲に価値観をアップデートする人がいないのでやっかいなもの。今回は女というだけで参考書や模試代も出してもらえないけれど、自分の未来のために頑張る高校生の話をご紹介いたします。


高校生のくぬぎは男尊女卑の思想が根強く残る地域に住んでいます。そのため性別だけが理由で弟・一鉄のみ優遇され、くぬぎは我慢を強いられていました。毎日惨めな思いをしているくぬぎは、早く自由になりたいと考えています。
そんなときに親友の志野から、高校を卒業したら一緒に上京しようと提案されます。志野と上京したいくぬぎは父・平に進学したい旨を伝えるも、「女に学歴なんかいらん!」と一蹴されてします。しかし成績優秀なくぬぎは担任の前原先生から奨学金をすすめられたため、再度平に「高校を卒業したら家を出ていく」と宣言します。
それでも平、母・ふたば、一鉄から猛反対されてしまったくぬぎですが、売り言葉に買い言葉で有名大学ならいいと交換条件を出されました。

人生をかけた戦い

志野の母親・京子は美容師として働いています。くぬぎは試験の費用や交通費を工面するため、京子の店で働きはじめました。

自分のために頑張るのは苦じゃない

試験勉強だけじゃなく、受験や上京に関わるさまざまな費用を自分で工面しなければならないくぬぎ。なんで女というだけでこんな大変な目に遭うのかと思ってしまいますが、それでも「自分のために頑張るのは苦じゃない」と上京に向けて頑張ったのでした。それは、決して味方ではない母親も、その後姿になにも言えなくなるほどの努力でした。客観的に見ると酷い男尊女卑に感じてしまいますが、父親はもちろん母親も「この家で女に生まれたってことはそういうこと」と受け止め、男尊女卑自体に疑問を感じていないようでしたね。あらためて代々受け継がれてきた価値観は、そう簡単に覆せないのだと痛感させられます。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

2025.08.19

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Written by Googirl編集部

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