女というだけで進学を反対される姉…交換条件として「有名大学のひとつくらい受かってみろ!」
令和になっても男尊女卑の価値観が根強く残る人っていますよね。特に家庭内や地域全体で男尊女卑の思想だと、周囲に価値観をアップデートする人がいないのでやっかいなもの。今回は女というだけで進学を反対された姉が、有名大学の合格を交換条件として出された話をご紹介いたします。
高校生のくぬぎは男尊女卑の思想が根強く残る地域に住んでいます。そのため性別だけが理由で弟・一鉄のみ優遇され、くぬぎは我慢を強いられていました。毎日惨めな思いをしているくぬぎは、早く自由になりたいと考えています。
そんなときに親友の志野から、高校を卒業したら一緒に上京しようと提案されます。志野と上京したいくぬぎは父親に進学したい旨を伝えるも、「女に学歴なんかいらん!」と一蹴されてします。しかし成績優秀なくぬぎは担任から奨学金をすすめられたため、再度父親に「高校を卒業したら家を出ていく」と宣言しました。
男尊女卑一家
交換条件は有名大学の合格
父親だけじゃなく、母親と弟までくぬぎの進学を反対するなんて、あらためて男尊女卑の思想が根強く残っていることが伺えますよね。父親は売り言葉に買い言葉で「有名大学ならいい」と交換条件を出してきました。はなからくぬぎが受かるわけがないと思い込んでいる様子の父親を前にしても、「絶対受かってこの家を出る!」と宣言したくぬぎの強さにはハッとさせられるものがありますね。理不尽や逆境を乗り越える気概は、年齢に関わらず持ち合わせていたいものです。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。