「あんたどこまでバカなの?」略奪婚後、また不倫し妊娠した女の話【…ありがとうじゃないの?】
京香との離婚に2年も待たされた悔しさを胸に、冷え切った気持ちで帰宅する藍子。なぜか俊は藍子が京香と会っていたことを知っていました。慰謝料増額の可能性に焦る俊に対し、藍子は、内心戦いに行ったことを褒めてくれるはずと期待していたものの、その想いはあっさり裏切られるのでした。今回は、藍子が夫・俊に抱く不満と疑念が募っていく話をご紹介いたします。
あらすじ
京香との面会後、自宅に戻った藍子は、仕事まで休んで俊のために戦ったのに、彼から慰謝料増額の可能性を理由に責められ、ショックを受けます。しかし、藍子が有給をとっていたと伝えると、俊は態度を一変させ、「俺の言い方がきつかった」と優しく抱きしめます。俊が「唐揚げ食べたいな」と食事を要求すると、藍子は違和感を覚えながらも承諾。
俊が早く帰宅しているのに料理を作らないこと、慰謝料請求の原因が俊にあるのに謝罪がないこと、そして慰謝料請求や離婚・結婚の話を事前に聞いていなかったことに、藍子の不満は募ります。義姉の結婚式当日、正装した俊を見送る藍子は、自分だけお留守番という状況に、結婚式を挙げたかった思いが募るのでした。
見どころ
俊の自己中心的な態度
藍子が仕事まで休んで京香と会ったことに対し、俊は「給料減るじゃん…! お金が必要なんだからそんなことで仕事休まないでよ!」と責めます。しかし、藍子が有給をとっていたと伝えると、途端に「ごめんごめん。藍子なりにいろいろ考えてくれたんだよな」と態度を一変させ、優しく抱きしめるのでした。
藍子の募る不満と疑念
唐揚げを作っている藍子は、冷静に考えて、早く帰宅した俊が料理を作らないこと、慰謝料請求の原因が俊にあるのに謝罪がないこと、そして慰謝料請求や離婚・結婚の話を事前に聞いていなかったことに、次々と不満と疑念を募らせはじめます。
義姉の結婚式と藍子の孤独
義姉の結婚式当日、正装した俊を笑顔で見送る藍子ですが、「いいなぁ……私も結婚式、挙げたかった……」と、結婚式を挙げられなかったことへの強い未練が綴られています。だんだんと自分が置かれている立場が分かり始めたのではないでしょうか。
▽ 慰謝料返済のために、仕事を休まないでという俊の言動からモヤモヤがどんどん降り積もります。義姉の結婚式当日、親族全員が出席する中、やはり藍子だけはお留守番でした。本人も理解しているとは言え、いろいろなことが重なり合う中での複雑な恋愛なだけにモヤモヤするのも当然ですよね。