「あんたどこまでバカなの?」略奪婚後、また不倫し妊娠した女の話【待ち望んだ幸せ】
不倫の末に、愛する人と結ばれる「幸せ」は、本当に長く続くものなのでしょうか?
今回は、不倫相手との結婚を夢見て一人暮らしを始めた女性が、ついにその夢を叶える、「『あんたどこまでバカなの?』略奪婚後、また不倫し妊娠した女の話」をご紹介します。
あらすじ
藍子の実家へ結婚の挨拶に訪れた俊は、藍子の両親に自分がバツイチであることを明かし、辛かった時期を藍子に支えられたと誠実に語ります。両親は再婚は珍しくないと、二人の結婚を快く受け入れ、藍子も俊が「いい人」だと改めて感動します。
しかし、結婚式の話題になると、俊は「来月姉の結婚式が重なるため、式はできない」と告げます。突然のことに驚く藍子ですが、俊が海外での挙式を提案すると、自分のことを考えてくれていると喜び、義姉の結婚式参列用のパーティドレスを嬉しそうに選び始めるのでした。
見どころ
藍子と俊、それぞれの心情
藍子は「数日後、俊くんが私の実家に結婚の挨拶に来てくれた」こともあり、待ち望んだ晴れの舞台である藍子の嬉しさが伝わってきます。しかし、この和やかな風景の裏には、藍子の両親が知らない「不倫」という関係から始まった二人の秘密が隠されています。彼は藍子の両親に対し、これからどのような言葉を語るのでしょうか。
そして、不倫という関係から始まった二人の結婚に、藍子の両親はどんな反応を示すのか、緊張感が漂うシーンです。
両親の「寛容さ」と真実の隠蔽
藍子の実家を訪れた俊は、藍子の両親に「2回目の結婚…ということでご不安に思われるかもしれませんが…だからこそ、共に過ごす人が大切だということがよくわかるんです」と誠実に話します。両親は「今は再婚も別に珍しいことじゃないし」と、再婚であることには理解を示し、結婚を承諾します。
しかし、俊が不倫の事実を伏せているため、両親は娘の結婚を心から祝福しています。この「寛容さ」の裏には、真実が隠蔽されているという不穏な空気が漂っています。
突然の「結婚式なし」宣言
プロポーズを受け、結婚式の計画に胸を膨らませていた藍子に、俊は突然「式はできないんだ」と告げます。理由として、来月姉の結婚式が重なることを挙げ、「落ち着いたら2人で海外で式しない?」「それを楽しみにしとこ?」と、藍子を納得させようとします。
藍子もこれを受け入れてしまいますが、略奪婚という形ゆえに、一般的な結婚式を挙げられないという「代償」が、ここで明確に示されます。この妥協が、二人の関係にどう影響するのかが気になります。
▽ 藍子の実家に結婚の挨拶に訪れた俊は、自分のことをバツイチとだけ伝え、不倫から始まった関係だという真実を隠しました。今どき珍しくないと、結婚に賛成する藍子の両親は、もしその事実を知ったなら、どんな反応をするのでしょうか。略奪婚の先に藍子が手にした「待ち望んだ幸せ」は、果たして本物なのでしょうか。