「高齢ママって大変ね~」とバカにしてきたママに恥をかかせた話【苦手な人】
以前に比べ、30代、40代での出産も珍しくなくなりました。いわゆる高齢出産だと体力的にしんどいという話もよく耳にしますが、可愛い我が子のためならば頑張れてしまうのが親というもの。しかしそんな親の努力と愛情も知らずに、高齢出産だからという理由だけでバカにしてくる人もいるようです。
今回は、そんな高齢ママをバカにする厄介なママのお話をお届けします。
あらすじ
相川梢は43歳の専業主婦。可愛らしい娘の光は、この春から年中さんになりました。光の存在は、10年にも及ぶ不妊治療を乗り越えてようやく授かった、梢にとってかけがえのない宝物です。20代で結婚した梢は、すぐに妊娠できると思っていましたが、現実は厳しく、不妊治療の末に39歳で光を出産しました。
幼稚園の送り迎えの際、梢は同じクラスのきららちゃんのママと顔を合わせますが、そのママは何かと梢の年齢に触れる嫌味な発言をしてくるのです。ある日、きららママから「やっぱり歳取ると早起きになるって本当なんですかぁ?」と嫌味を言われた梢は、言葉を返すこともできず、その場を後にします。
実は1か月前にも、きららママから「え…光ちゃんのママ…?やだ おばあちゃんじゃなかったんだぁ」と驚かれたばかり。子供同士は仲が良いものの、梢はきららママのことを苦手だと感じています。
見どころ
娘の成長
小さな背中を見つめる梢さんの優しい眼差しからは、娘への深い愛情が伝わってきます。10年という長い年月を経て、ようやく巡り合うことができた娘の成長は、梢さんにとって何よりも喜ばしいものなのでしょう。
過去の苦悩
二人にはなかなか結果が出ない不妊治療のつらさや、仕事を辞めて治療に専念しても報われない苦しみがありました。
嫌味なママ友
「歳取ると早起きになるって本当なんですかぁ?」と何度も年齢に触れる発言は、梢にとっては大きなストレスです。子どものために波風立てないように……と我慢してしまう親心もあります。
▽10年間の不妊治療を経て、念願の娘・光を授かった梢。娘の成長をそばで見守る毎日は、彼女にとって何物にも代えがたい幸せです。しかし、そんな幸せな時間を邪魔するように現れたのが、娘の同級生のママであるきららママ。考えなしの一言が、梢の心にどれほど深く突き刺さるのか。今後、梢さんがきららママの心ない言葉にどう対処していくのでしょうか……。