「可愛くてごめん!」同窓会でいじめっ子に「勝った」と思えた瞬間【かわいいけど、それだけ】
高校時代、地味で目立たない存在だった山田陽菜。久しぶりの同窓会で、かつてのいじめっ子・川本彩花と再会します。彩花は相変わらず高圧的な態度で陽菜を見下しますが、高校時代と何も変わらぬ彼女のわがままな態度に、ついに周囲の我慢も限界に。
今回は、誰も味方になってくれないことに腹を立て、同窓会会場を飛び出した彩花の話をご紹介します。
あらすじ
同窓会を飛び出した彩花は、「あいつなんかより美人だし、華やかだし」「いつか絶対芸能界で華々しくデビューするんだから」と不満をぶつけながら夜道を歩いていました。当てもなく向かった勤務先のキャバクラでは、黒服から指名が取れないことや、同僚たちに嫌われていることを指摘され、逆ギレして店を辞めてしまいます。
自分の美貌だけが武器だと信じている彩花は、彼氏に愚痴を聞いてもらおうとアパートに向かいますが、そこで見たのは彼氏の浮気現場でした。さらに彼氏からは「顔は悪くないけどそれだけ」「もうお前に飽きた」と言われ、あっさりと捨てられてしまったのでした。自分の「可愛さ」だけを頼りに生きてきた彩花は、すべてを失い絶望の淵に突き落とされます。
見どころ
プライドの高さと現実のギャップ
彩花が夜道を歩きながら「あいつなんかより美人だし、華やかだし…」とブツブツとつぶやいていますが、彼女の異常なまでのプライドの高さがあらわれていますね。
キャバクラでの厳しい現実
彩花が勤務先のキャバクラで黒服から厳しい言葉を浴びせられてしまいました。彼女が自身の「可愛さ」にあぐらをかいてきた結果が表れています。しかし当の本人は「みんな私よりブスのくせに!」と逆ギレし、自身の非を認められないようですね。
「可愛さ」だけでは通用しない現実
彼氏の浮気現場に遭遇し、さらに彼氏から「顔は悪くないけどそれだけだし」「だったらもっと若い方がいいわ」とあっさり捨てられるシーンは、彩花が最も信じていた「可愛さ」が、決して万能ではないという厳しい現実を突きつけられました。
▽ 勤務先のキャバクラで同僚たちに嫌われ、仕事に対する態度も悪かった彩花は、すべてを指摘されて逆ギレし、店を飛び出してしまいます。そして、自分の唯一のよりどころだった彼氏からも「顔は可愛いかもしれないけどそれだけ」とあっさり捨てられてしまいました。自分の見た目にあぐらをかき、他人を馬鹿にし続けた結果、何もかもを失ってしまった彩花。彼女はこれから、自分の過ちとどう向き合っていくのでしょうか。