嘘で掴んだ幸せの代償…「不倫→略奪セレブ婚」の悲惨な末路【天国から地獄】

友人からの結婚報告は非常に喜ばしい出来事ですが、相手がハイスペックな男性だった場合、複雑な感情を抱いてしまうこともあるかもしれません。
今回ご紹介する話は、そんな複雑な感情が渦巻く中で、友人のセレブ夫を略奪し、見事セレブ婚を果たした女性のお話です。華やかな生活の裏で、彼女は何を思い、どんな代償を支払うことになるのでしょうか。

あらすじ

愛奈の夫だった天馬を略奪し、ついに結婚した蘭。社長である天馬は多忙で家にいる時間は少ないものの、蘭は悠々自適な新婚生活を送っています。ブランド品を爆買いしたり、優雅なランチを楽しんだり、SNSでセレブな日常をアピールしたりと、まさに思い描いていた理想の生活。
一方、愛奈から奪ったという罪悪感は薄れ、「あの時の愛奈の腹立たしい態度も、今なら理解できる気がする」とさえ思う始末。そんな中、珍しく早く帰宅した天馬と久しぶりのデートを楽しむことになった蘭は、再び恋心を抱き、幸せな夜を迎えようとしますが……。

見どころ

満たされない承認欲求と虚飾のSNS投稿

ブランド品や広々とした部屋、整然と並んだクローゼットの写真を、まるでインフルエンサーのようにSNSに投稿する蘭。羨望のコメントが次々と届き、彼女の承認欲求は満たされていきます。セレブ婚をしてからフォロワーが増えはじめ、手に入れた表面的な豊かさを誇示したい気持ちが強く感じられます。
しかし、他者からの賞賛で得られる満足感は、果たして真の幸せなのでしょうか。虚飾に彩られたSNSの裏側にある、彼女の心の空虚が垣間見えるシーンです。

手に入れた幸せと歪んだ優越感

高級ブランドに身を包み、贅沢三昧の生活を送る蘭。「こんな幸せがこの世にあったなんて…！」と心の中で叫ぶシーンは、彼女が手に入れた富と地位への満足感をストレートに表現しています。同時に、愛奈への挑発的な言葉が、蘭の歪んだ優越感を際立たせています。他者の不幸の上に築かれた幸せは、果たして長く続くものなのでしょうか。

久しぶりのデートに高まる期待

天馬との久しぶりのデートが決まり、嬉しそうに支度をする蘭の表情が印象的なシーン。「少しでも可愛くしたいの」という上目遣いのセリフからは、天馬にもう一度愛されたいという気持ちが伝わってきます。略奪婚ではあったものの、夫婦としての関係を良好に築きたいという彼女の願いが垣間見えるシーンです。しかし、この幸せな時間は一体いつまで続くのでしょうか。

▽ 嘘で掴んだ幸せは、脆くも崩れ去るのでしょうか。蘭が手に入れたかに見えた幸福な生活が、突如として不気味な方向へと急展開を迎えます。幸せの裏に隠された真実とは一体何なのか。そして、この衝撃的な展開は、蘭と天馬の関係にどのような影響を与えるのでしょうか。