嘘で掴んだ幸せの代償…「不倫→略奪セレブ婚」の悲惨な末路【嘘と策略】

友人からの結婚報告は、心から祝福したいもの。けれど、もしその結婚が誰もが羨むような華やかなもの、いわゆる「上昇婚」だったとしたら、複雑な感情が湧き上がってくる人もいるかもしれません。今回ご紹介するのは、そんな羨望の眼差しを集める結婚をした友人から、ハイスペックな夫を奪い取った女性の話です。嘘と策略で手に入れた幸せの先に待ち受けるのは、果たして…？

あらすじ

蘭は、恋人の天馬から突然の別れを告げられます。「君の彼氏と愛奈は不倫していなかったんだ」と。蘭が天馬に告げた不倫の話は、実は彼女の嘘だったのです。天馬は念のため興信所に調査を依頼しており、不倫の事実は確認できませんでした。一方、蘭は愛奈が天馬に嘘をついていたことを逆手に取り、天馬に食い下がりますが、彼の決意は固い様子。そこで蘭は、得意の涙と健気な言葉で天馬に最後の懇願をします。「最後に一度だけ、私のこと抱いて」。そして、自分が天馬にとって初めての男性だと嘘をつき、彼の罪悪感を刺激することに成功。別れを受け入れたフリをして天馬の心を揺さぶり、最終的に「やっぱり君を失いたくない」という言葉を引き出すのです。

見どころ

衝撃の別れ話

高級ホテルの落ち着いた雰囲気の中、天馬の口から衝撃的な言葉が。「ごめん　蘭　僕と別れて欲しい」。今まで甘い言葉を囁いていたはずの彼から、まさかの別れ話。蘭にとって、まさに青天の霹靂です。この一言が、物語の急展開を予感させます。

嘘が暴かれた瞬間

「実は蘭にその話を聞いた後　興信所に頼んで愛奈のこと　調べてもらったんだ」。天馬の冷静な言葉が、蘭の嘘を暴きます。焦る蘭に対し、淡々と事実を突きつける天馬。嘘が明るみになったことで、二人の関係は大きく揺らぎ始めます。

最後の嘘と策略

別れを受け入れたかのように見せかけ、「結婚するまでそういうことはしないって　決めてたから…」と涙ながらに訴える蘭。さらに「…そんなの　言わせないでよ」という言葉で、天馬の心を掴みます。計算された涙と嘘で、蘭は窮地を脱しようとしますが、この嘘が後にどのような代償をもたらすのでしょうか。

▽ 突然天馬から別れを切り出され焦る蘭。しかし天馬好みの謙虚で健気な女性を演じることで、なんとか天馬を繋ぎとめることに成功します。嘘で掴んだ幸せは、果たして長続きするのでしょうか。この先、蘭と天馬、そして愛奈の運命がどのように絡み合っていくのでしょうか。