克服したのかと思ったら…意気揚々とお化け屋敷に入った生意気な弟が途中リタイアした話

お姉ちゃんとして生まれた人は、家族の中でもしっかり者で頼りになる存在だと思います。しかし、なにかにつけて「お姉ちゃんなんだから」と言われると、だんだんストレスが溜まっていきますよね。お姉ちゃんではなく一人の人間として見てほしいのが本音だと思います。それなのに、弟の反抗期も我慢させられると、怒りをぶつける場もなくなって追い詰められてしまうでしょう。そんなとき、親以外に頼れる存在がいてくれると心の支えになりますよね。今回は、意気揚々とお化け屋敷に入った生意気な弟が途中リタイアした話をご紹介いたします。
主人公・メイコは高校2年生の女の子。両親と3つ下の弟と暮らしています。弟のタイチとは仲良し姉弟でしたが、小学校高学年あたりから生意気になってきて、メイコに暴言を吐くようになります。反抗期だから仕方ないとはいえ、メイコも日に日にストレスが蓄積されてしまいます。母に相談しても「お姉ちゃんなんだから」という理由で我慢させられ、高校受験の勉強も集中できない日々にイライラが募ります。
その後タイチに邪魔をされながらも、メイコは第一志望の高校に晴れて合格します。高校ではかっこよくて性格もいい彼氏ができました。彼氏のエイジに、弟が反抗期であることを相談するとやさしく話を聞いてくれて、元気がないメイコのために放課後にケーキ屋さんに連れて行ってくれます。
2人がデートする様子を偶然目撃したタイチは、メイコに絡んでひどい言葉で罵ります。するとその様子を見ていたエイジが「ちょっと待ってくれる?」と、タイチに声をかけて呼び止めました。エイジはメイコの魅力を語り「君みたいなお子様にはまだわからないかもね」と、タイチを撃退します。今まで母親にすらかばってもらったことがないメイコは、エイジの言葉に感動し惚れ直すのでした。
帰宅すると、メイコの部屋からタイチが出てくるのを目撃します。なにをしていたのか聞くと、タイチは暴言を吐き捨てて自分の部屋に戻ってしまいました。メイコが中に入ると、部屋がぐちゃぐちゃに荒らされていてぼう然としてしまいます。エイジとの写真は切り裂かれ、貯金箱も壊され、怒りが込み上げてきたメイコはタイチへの仕返しを決意します。
タイチを黙らせる方法を考えながら外を歩いていると、話し声が聞こえてきました。それはタイチと、近所に住むタイチの幼馴染・エミでした。タイチは昔からエミのことが好きだったことを思い出し、メイコはある作戦を思いつきます。それは、メイコとエイジ、タイチとエミの4人でダブルデートをするというものでした。ダブルデートをして、エミの前でタイチに恥をかかせてやろうと企んだメイコは、復讐心を燃やします。
そして遊園地でのダブルデートの日、デートの序盤からタイチへの反撃を開始。メイコは、タイチが高所恐怖症であることや貯金箱からお金を盗んだことなど、エミには知られたくない弱点を利用して、恥をかかせようとします。
遊園地では、タイチは無理をしてジェットコースターに乗るものの、立て続けに乗ったため、ぐったりしてしまいました。メイコはそんなタイチを見て、満足げな表情を浮かべます。
お化け屋敷へ



腰を抜かして途中リタイア
意気揚々とお化け屋敷に入ったものの、途中リタイアしてしまったタイチなのでした。エミの前でかっこいいところを見せようとしたのかもしれませんが、怖さには勝てなかったのかもしれませんね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。