子どもの「それってあなたの感想ですよね?」に親はどう反撃するか?【オシャレ(?)に目覚めた息子が…】
朝の洗面台争奪戦から、子どもの成長を感じるエピソードは尽きませんよね。特に思春期に差し掛かる頃には、親も子も一筋縄ではいかないやり取りが増えてきます。今回は、そんな親子の日常の中から、まさに「あるある!」と膝を打つような一幕をご紹介します。
あらすじ
アカリの息子・タイチは小学6年生。最近おしゃれに目覚めたようで、毎朝洗面台の鏡の前で髪型を整えるのに夢中です。アカリは、タイチが身支度に時間をかけすぎて遅刻しそうになることに、やきもきする日々。ある朝も、タイチはお気に入りの服が見つからないと大騒ぎ。「あの服なら洗濯機の裏から出てきたわよ」「今日の洗濯はもう終わっちゃったから、また明日にでも…」とアカリは伝えますが、タイチは、その服を着て友達とお祭りに行く約束をしていると必死に訴えるのでした。
見どころ
オシャレ(?)に目覚めた息子が…
朝の洗面台は、家族が順番に使う場所。それなのに、パジャマ姿のまま鏡の前で鼻歌を歌いながら髪をセットするタイチの姿には、思わず「まだそこ!?」と突っ込みたくなってしまいます。アカリの「私も洗面台使いたいんだけど…」という心の声は、多くの母親の共感を呼ぶのではないでしょうか。この光景は、子どもが成長し、身だしなみに気を使い始める時期によく見られる「あるある」で、微笑ましくもあり、ちょっぴりイラッとさせられる日常のシーンです。
「ない!」で終わる探し物
朝の忙しい時間帯に、子どもが探し物を始めるのは親にとって頭の痛い問題です。「何を探してるの?早く着替えないと…」と促すアカリに対し、タイチは「ないんだよ!」と一言。この「ない!」という返事だけで状況を察しろというのは、親にとってはなかなかの難題です。時計はすでに8時を指し、焦るアカリの気持ちが痛いほど伝わってきます。探し物が見つからない苛立ちからか、タイチの返事もどこか投げやりで、まさに親子の日常を切り取ったようなリアリティが感じられます。
こだわりのファッションアイテム
普段はジャージで登校していた子が、急におしゃれに目覚めること、ありますよね。タイチにとっての「お気に入りの服」は、なんと「ドラゴンがついてるカッケーやつ」。子どもなりのこだわりや憧れが詰まったアイテムは、親から見ると突飛に思えても、彼らにとっては大切な自己表現の一つ。そんなタイチの必死な訴えに、遠い目のアカリの表情が秀逸です。
▽ 朝のドタバタ劇は、どこの家庭でも繰り広げられる日常風景です。特に、子どもが自我を確立していく中で、自分の「好き」を主張するようになるのは、親として喜ばしい成長の一歩ですよね。今回は、おしゃれに目覚めたタイチの可愛らしさと、それに振り回されながらも優しく見守るアカリの姿が描かれていました。子どもの成長を目の当たりにする喜びと、それに伴う新たな問題への対応に、親は日々奮闘しています。