妻が入院して子どもの面倒を一人で見た夫の感想「俺が悪かったです」【不便は不機嫌】
いくら仲がいい家族でも、家事や育児を妻に任せきりになっている夫もいるのではないでしょうか。でもそんなとき、急に妻が家を空けることになったら……?
今回は「妻が入院し、子どもの面倒を1人で見ることになった夫の話」をお届けします。普通の会社員、利長は、妻・小百合が盲腸炎で緊急入院したため、しばらく子どもたちを1人で見ることになります。すでに疲労困憊の利長ですが、翌日も平和には始まらなくて……。
あらすじ
妻が不在の2日目を終え、なんとか朝を迎えた利長でしたが、子どもたちの「体操着がない!」という叫び声で目が覚めます。 朝食はパンとインスタントスープで乗り切れると思っていたのに、予想外の事態に直面し戸惑う利長。家中を探し回り、なんとか脱衣所のカゴの中から体操着を見つけますが、それはしわくちゃのままでした。洗い忘れた体操着をそのまま持っていくよう子どもたちに告げると、彼らは不満をあらわにし、機嫌は最悪に。さらに、利長は自分のワイシャツもアイロンをかけていないことに気づき、ショックを受けます。結局、ろくな支度もできないままバタバタと家を出ることに。登校する子どもたちに鍵や火の始末について何度も釘を刺しますが、心配は尽きません。
見どころ
不便は不機嫌
子どもたちの体操着が見つからず、ようやく見つけたものの、それは洗い忘れたしわくちゃの体操着でした。利長が「ごめん、洗い忘れてたよ。これをそのまま持って行ってくれないか?」と頼むと、勇利と小春は「えーっ!」「やだぁ!」と嫌そうな顔をします。普段なら清潔な体操着を当たり前のように着ていた子どもたちにとって、一度着たものを再度着るという状況は、彼らの不満を爆発させるには十分だったようです。
ママがいないとダメ!
体操着のことで機嫌を損ねた小春が、「もうママがいないの、やだよぉ!」と泣きそうな顔で訴えるシーンは、胸に迫るものがあります。勇利も「俺も困る…」と続き、子どもたちの本音があふれ出します。利長は「しょうがないだろう…あと2日だから…」となだめようとしますが、この言葉は子どもたちの心をさらに逆撫でしてしまいます。子どもたちにとって、ママの存在がいかに大きかったかを痛感させられる瞬間です。
止まらない連鎖と尽きない心配
体操着問題に続き、利長は自分のワイシャツにアイロンがかかっていないことに気づき、さらにショックを受けます。結局、まともな身支度もできずに、バタバタのまま全員で家を出る羽目に。登校する子どもたちには「鍵をなくすな」「火を使うな」と何度も念を押しますが、心配は尽きません。妻がいないことで、家事も育児も仕事も、すべてがスムーズにいかなくなる利長の苦労がリアルに描かれています。
▽ いつも当たり前のようにあったことがなくなったら、機嫌も悪くなりますよね。子どもたちにとっても大変なのでしょう。利長がなんとかこの難局を乗り越えられるのか、そして妻の偉大さに気づくことができるのでしょうか。