家事育児は妻の仕事? 古い考えのクライアントに「価値観をアップデートされたらいかがでしょうか」

2025.12.06

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最近はフルタイムで働く夫婦が増えていますよね。でも結婚前に家事育児は分担しようと約束したにもかかわらず、気づいたら妻の負担が大きくなっていることもあるようです。今回は家事育児は妻の仕事だと言い張るクライアントに、価値観のアップデートを勧めた話をご紹介いたします。


32歳の主人公・倉辻理加子は夫・純也と息子・莉久の3人家族です。新卒で化粧品メーカーの総合職として入社し、先輩の宮本ミドリを目標に頑張っていました。しかし家事育児を分担すると約束した純也は、理加子の産休を機に家事をしなくなります。理加子が少しは協力してほしいと頼んでも、「俺の仕事は忙しいからさ」と聞く耳を持ってもらえないのでした。
これまで一度も保育園の送り迎えをしたことがない純也。残業もできず、課長になったミドリに迷惑ばかりかけてしまいます。そんなある日、大事な会議の前に莉久が熱を出したと連絡が来ます。純也にお迎えに行ってほしいと電話しますが、莉久を保育園に入れたことを責められてしまいます。「莉久が熱を出したのは理加子の責任なんだから、理加子が迎えに行くべき」と言われ、慌てて保育園へ向かったのでした。
非協力的な純也や莉久の体調不良が重なり、仕事と育児の両立に限界を感じた理加子は、子どものために退職したママの投稿を見て一瞬ハッとしますが、これまで頑張ってきた仕事はやめたくないと感じます。
そんな中、莉久が仕事用のパソコンにジュースをかけてしまいます。さらにミニカーを投げつけられ叱りますが、帰宅した純也は理加子を責めます。毎日ギリギリだから協力してほしいと言う理加子に対し、「母親として働き方を見直さないのはおかしい」「子どもより仕事が大事なのか?」と主張した純也。
SNSの投稿も心に引っかかっていた理加子は、ミドリに時短勤務を申し出たのでした。6時間勤務となり、定時に仕事を終わらせるため必死に作業する理加子。一方純也は休憩室でコーヒーを飲みながら、時短勤務になった理加子を要領が悪いとバカにしたのでした。
莉久がくしゃみをし、有給がほとんど残っていない理加子は焦ります。何とか早めに寝かしつけようとしますが、帰宅した純也が呑気に話しかけてきます。結婚し子どもが生まれても何も変わらない純也を見て、自分ばかり犠牲になっていると考えてしまうのでした。
美容アプリの企画に参加することになった理加子。そのシステム開発を純也の会社が担当することになり、理加子とミドリは打ち合わせに出向きます。しかしクライアントの意向を無視し、女性はこうだと決めつける上司にウンザリする理加子。そんな状況に流されず、「お互い効率よく進めていきましょう」とビシッと意見を言ったミドリなのでした。
打ち合わせ終了後、「仕事を辞める予定はないんですか?」と退職を示唆した上司。あまりに失礼な態度に唖然としていると、保育園から「莉久が熱を出したから迎えに来てほしい」と電話が来ます。早退して迎えに行こうとする理加子に対し、ミドリは代わりに純也が行くことはできないのかと尋ねます。自分の仕事は忙しいと逃げる純也に、「うちの倉辻も忙しいんですけど」と反論したのでした。
理加子にばかり負担がかかり、自宅でも仕事せざるを得ない状況を伝えたミドリ。それでも時短勤務を指摘したり、仕事を辞めて家庭に入ったらいいなどと言ってきた純也たちに毅然とした態度で反論します。そして純也が育児に非協力的なせいで業務にも影響が出ており、「御社に損害賠償を請求したいくらい」と告げたのでした。

他社に依頼しても構わない

価値観のアップデートを勧めたミドリ

忙しくてお迎えに行けないと言う純也たちに対し、他社に依頼しても構わないと言い切ったミドリ。さらに価値観をアップデートするべきだとまで言われ、ぐうの音も出なかった上司なのでした。女性も社会進出する時代だからこそ、いつまでも古い考えではダメですよね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

2025.12.06

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Written by Googirl編集部

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