妻が過労で亡くなり「本当にバカだよな」後悔する同僚にかける言葉がなかった話
育児をしながら働くワーママは大変ですよね。毎日命を削ってやるべきことをこなしている感覚になるでしょう。その上夫に理解がないタイプだと、負担が大きすぎて心身ともに疲弊してしまいますよね。今回は妻が過労で亡くなった同僚に、かける言葉がなかった話をご紹介いたします。
主人公・林千尋は2歳の息子・ヒロムを育てながら働くワーママです。一方で5つ上の夫・国男は、普段から家事育児に協力的ではありません。具体的なことは何もせず、口だけの国男に不満を募らせています。ある日保育園から帰宅後、熱を出してしまったヒロム。
育児と仕事で疲れている千尋をよそに、国男は「ゆっくり寝かせてあげて」と言うだけです。子どもの病院やリモートワーク、家事をこなした千尋ですが熱が出てしまいます。心身ともに限界を感じた千尋は育児と仕事の両立は厳しいため、ヒロムが小学校に上がるまで育児に専念したいと伝えますが理解してもらえません。それどころか自分のお小遣いの心配する国男を見て唖然とします。
そんな国男ですが、同僚・森崎の奥さんの体調がよくなく、森崎が慣れない家事をやらされていると知ります。愚痴る森崎に共感した国男は飲みに誘いますが、後日森崎の奥さんは帰らぬ人となってしまいます。
帰らぬ人となった同僚の奥さん
「本当にバカだよな」
過労で同僚の奥さんが亡くなったら他人事とは思えないですよね。森崎の後悔を聞き胸が痛くなると同時に、千尋を思い出す国男なのでした。取り返しのつかない事態になる前に、少しでも千尋の気持ちを汲み取ってほしいですね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。