「もう女として見られない」産後の妻を裏切った最低夫に復讐した話【不安と使命感】

2025.07.28

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夫婦のあり方が多様化する現代において、「子どもを持たない」というDINKSを選ぶ夫婦も増えています。しかし、結婚後に夫婦のどちらかの気持ちが変わってしまったら、愛する人との暮らしを選ぶのか、子どものいる人生を選ぶのか、難しい選択を迫られることになるでしょう。今回は、そんな夫婦の難しい選択を描いた話をご紹介いたします。


あらすじ

不妊治療を経て、ついに妊娠が判明した椿。夫の穂高は心から喜んでくれますが、椿は喜びよりも、ようやく不妊治療から解放されるという安堵を感じていました。しかし、妊娠生活は想像以上に過酷で、重いつわりに苦しむ日々が続きます。リモートワークが増え、体調不良と戦いながらの仕事は精神的にも椿を追い詰めました。周囲の幸せそうな妊婦たちとは違い、子供への愛しさを感じられない自分に、椿は深く葛藤します。夫の穂高は献身的に支えようとしてくれるものの、胸のざわつきは消えず、この子をちゃんと愛せるのかという不安を抱えたまま、安定期を迎えた矢先にまさかの入院を告げられるのでした。

見どころ

妊娠発覚時の複雑な感情

妊娠検査薬の陽性反応に、穂高は涙を流して喜び、椿を抱きしめます。しかし、椿は「正直喜びよりも、これであの不妊治療から解放されるのだと、安堵の方が大きかった」とあります。このシーンは、長期間の不妊治療の苦痛から解放されることへの率直な安堵と、新しい命への喜びが複雑に絡み合った椿のリアルな心境が描かれています。

つわりによる心身の疲弊

ひどいつわりに襲われ、水分を取ることさえままならない椿。リモートワークでも吐き気と戦いながらでは満足のいく仕事ができず、メンタルを病んでいく様子が描かれています。隣にバケツをスタンバイしてリモート会議に参加する姿は、妊娠初期のつわりの辛さと、それが仕事や精神状態に与える影響をリアルに表現しており、痛々しさを感じさせます。

椿の不安と「使命感」

つわりに苦しみながら、「今の私を支えているのは、子供への愛しさ…ではなく、この小さな命を守らなければ、という使命感」とつぶやく椿。幸せそうにお腹を撫でる妊婦を見て、「こんなんで私、この子のことちゃんと愛してあげられるのかな…」「やっぱり私、おかしいのかな…」と不安に苛まれます。穂高が全力で支えてくれるにもかかわらず消えない胸のざわつきは、椿が抱える母親としての自信のなさと、理想と現実のギャップを示しており、心を締め付けます。

▽ 体外受精にトライをした結果、無事赤ちゃんを授かることができた椿。しかし妊娠生活はただ幸せなだけ……とはいかず、常に体調不良と不安との戦いで大変でしたね。理想と現実のギャップはあるものの元気な赤ちゃんが産まれてくれるといいですね!

2025.07.28

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Written by Googirl編集部

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