「お前の娘、俺がもらってやるよ」勘違いおじさんの恐怖の婚活事情【恐怖のおじさん】

自分を客観視できず、いつまでも若いつもりでいる人。残念ながら、男女問わず存在しますよね。特に、周囲の迷惑も顧みず、自分の欲望だけを追い求める姿は、時に恐怖すら感じさせます。
今回は、そんな「勘違いおじさん」こと工藤誠の婚活事情を描いた「『お前の娘、俺がもらってやるよ』勘違いおじさんの恐怖の婚活事情」から、その恐ろしさがさらにパワーアップした話をご紹介します。

あらすじ

過去に女性から現実を突きつけられたにもかかわらず、懲りずに20代の女性を追い求める工藤誠（51歳）。彼は、同級生の娘であるちづるが自分に気付いて照れていると勘違いし、会社のビルの前で待ち伏せします。誠は得意げに「この俺が会いに来てやったぞ」と声をかけますが、ちづるは恐怖を感じてビル内に逃げ帰ってしまいます。
しかし、誠はそれを「愛しの俺が突然現れて照れてるのか」と都合よく解釈し、長時間にわたってビル前で待ち続けます。結局、ちづるが現れることはなく、誠はメッセージを残してその場を去ります。翌日、会社に出社した誠は、上司から声を掛けられ、昇進かと期待に胸を膨らませますが、告げられたのは予想外の言葉で……。

見どころ

恐怖の待ち伏せと、まさかの勘違い

ちづるが自分に気付いて逃げたことを「愛しの俺が突然現れて照れてるのか」と勘違いし、満足げな表情を浮かべる誠。そして、ちづるがいくら待っても姿を現さないことにイライラしながらも、「ちづるのヤツ　中で一体何してるんだ」と、自分の行動が迷惑だとは微塵も思っていません。

執拗なメッセージと、見下ろすちづる

夜になっても現れないちづるに対し、誠は「いつ出てくる？」「恥ずかしいのはわかるが、いい加減待ちくたびれた」などと、何度もメッセージを送り続けます。そして、その様子をビルの上階から上司と一緒に見ていたちづる。もはやストーカーですよね。

期待からの転落

翌日、会社に出社した誠は、上司に呼び出され「まさか…昇進！？」と期待に胸を膨らませます。しかし、上司から告げられたのは「残念だが 君にはトーヨーの担当を外れてもらう」という、まさかの戦力外通告でした。

▽ 勘違いが暴走し、とうとうちづるの会社にまで姿を現した誠。ちづるとデートどころか、会うことすら叶わず、さらに翌日、上司から予想外の通告を受けてしまいました。自分のことを棚に上げ、周囲に迷惑をかけ続けてきた誠が、ついに現実の厳しさに直面したようです。この出来事が、彼の勘違いを終わらせるきっかけとなるのでしょうか。