「お前の娘、俺がもらってやるよ」勘違いおじさんの恐怖の婚活事情【育児放棄？】

自分のことを客観視できず、いつまでも若いつもりでいる人というのは男女問わず存在します。今年51歳になる工藤誠もその一人で、以前女性から現実を突きつけられたにも関わらず、懲りずに20代の女性を追い求めているようです。
これだけでも既にホラー要素満載ですが、50代の誠の恐ろしさはさらにパワーアップしているようで……。そんな勘違いおじさんの婚活事情をご紹介します。

あらすじ

母親の入院で父親と二人暮らしになった51歳の工藤誠。しかし、彼は家事を一切手伝わず、20代の女性との連絡にばかり夢中です。父親が慣れない手つきで作ったチャーハンを酷評し、家事の出来なさに文句を言う始末。
見かねた父親に「自分でやれ！」と叱責されると、今度は父親のことを「育児放棄だ」と逆ギレします。家事代行を提案するも、高額な料金に驚き、あっさりと却下。結局、父親に家事を押し付け、自分は外食へと出かけてしまうのでした。

見どころ

いつまでも子ども？

母親が一般病棟に移り、回復に向かっていることを知らされた誠。しかし、彼の関心は母親の心配よりも、スマホに映る瀬奈とのやり取りに向いています。父親に手伝いを頼まれると露骨に嫌な顔をするのです。「1日中スマホばかりで何もやらないんだから、せめてそれくらいやりなさい」と注意されても、舌打ちをする始末。50歳を過ぎても親に家事を頼り、注意されると不機嫌になる。まるで子供のような彼の態度に呆れを感じずにはいられないでしょう。

家事も育児も放棄！？

家事を手伝うどころか、父親が作ったチャーハンを「まずい」と酷評し、家事の出来なさぶりに文句を垂れる始末。見かねた父親が「文句があるなら自分でやれ！」と怒ると、誠は信じられない一言を放ちます。「親のくせに子供の世話すらろくにできないなんて、世間では育児放棄って言うんだよ！」。50代の子どもの育児は大変そうですね。

母親の苦悩

一人で外食へと出かけてしまった誠。「このままではよくない」という母親の苦言を聞き流していた父親でしたが、「こういうことか……」と今までの母親の苦悩がようやくわかった瞬間でした。

▽ これまで母に家事のすべてを任せていた誠と父。そんな中でも、父は母の不在を埋めようと慣れない家事に奮闘します。しかしそんな父に対し、誠は相変わらずの暴君で……。果たして、50を過ぎた息子に対しても、育児放棄という言葉は適応されるのでしょうか。