「お義父さんにバラしてやる!」離婚が決まり、義母への復讐を計画した話【最低な開き直り】
義母との関係に悩んでいる方は、きっと少なくないはず。もし、酷い仕打ちを受け続けていたら、「いつかギャフンと言わせてやりたい!」と心の中で思うこともあるでしょう。そんな中で、もしも夫との離婚が決まってしまったら…それはもしかして、積もり積もった鬱憤を晴らす絶好の機会になるのかもしれません。梨乃と武史は、周りから見れば仲の良い夫婦。けれど、梨乃は夫の母、つまり義母の不倫に気づいてしまいます。そんな折、武史が出張へ。しかし、梨乃は電話の向こうで、決して聞きたくなかった夫の不倫現場の音を聞いてしまうのです。深く傷ついた梨乃は、一体どうなってしまうのでしょうか……。
今回は、そんな「お義父さんにバラしてやる!」離婚が決まり、義母への復讐を計画した話を、じっくりとご紹介します。
あらすじ
夫・武史の不倫を知ってしまい、激しいショックを受けた梨乃。翌日の夕方、憔悴しきった様子で帰宅した武史を迎えます。しかし、梨乃の問い詰めに、武史は信じられない言葉を口にするのです。「せっかく今まで疑われてなかったってのにな」「もう2年ほど不倫が続いていた」と、まるで他人事のように開き直る始末。さらに、共同口座から勝手に引き出したお金を、不倫相手へのプレゼントや旅行に使ってしまったというのです。梨乃が怒りと悲しみで言葉を失っていると、武史は「まったく気付かないお前が呑気すぎたんじゃん」「いいよ、離婚になっても。不倫相手も、そろそろ俺とちゃんと結婚したかったみたいだしさ」と、身勝手な言葉を重ね、出て行ってしまいます。床にうずくまり、再び涙する梨乃。しかしその表情には、これまでの悲しみだけでなく、夫と不倫相手への強い怒りが宿っているのでした。
見どころ
最低な開き直り
「あーあ、まったく」「せっかく今まで疑われてなかったってのにな」と、まるで自分が被害者のような態度の武史。信じていた夫のこの信じられない言動に、梨乃でなくても怒りを覚えるのではないでしょうか。この後の彼の身勝手な発言の数々にも注目です。
耳を疑う不倫の事実
「もう2年ほど不倫が続いていたそうです」というナレーションと共に描かれる、武史と不倫相手の親密な様子。さらに、「…まさか、共同口座のお金も…」「使ったけど?」「俺の金でもあるんだし」という二人のやり取りは、梨乃の絶望をより深く感じさせます。
決定的な裏切りと身勝手な言葉
「まったく気付かないお前が呑気すぎたんじゃん」「いいよ、離婚になっても」「不倫相手も、そろそろ俺とちゃんと結婚したかったみたいだしさ」と、悪びれることなく一方的に離婚を告げ、出て行こうとする武史。梨乃の「ちょっと…!」という叫びもむなしく、彼の身勝手さが際立つシーンです。
▽ どこもかしこも、本当に最低ですよね! 梨乃さんがこれまで何を思い、どんな気持ちで武史さんと夫婦生活を送ってきたのかを考えると、彼のあまりの身勝手さに言葉もありません。信じていた人に裏切られた梨乃さんの悲しみ、そして湧き上がってきた怒りは、心にも深く突き刺さりますね。