義母「あなたの味付けは口に合わないの」に嫁が言い返した話【そして迎えた土曜日】

ワーママのまど香は、夫の直樹と3歳の娘・ねね、そして義母と義実家で同居をしています。ですが、義母はまど香の料理が気に入らず、文句ばかり。その上、血圧も糖尿も隠れてお菓子を食べるのも、「全部嫁が悪い！」と言い出した義母に、まど香はついに我慢の限界を迎えます。義母にしっかりと反論し、直樹にも「出ていく」と宣言しますが、直樹はまだ事の重大さを理解していないようで……？今回は「義母『あなたの味付けは口に合わないの』義家族に言い返した話」の中から引っ越し当日の話をご紹介いたします。

あらすじ

まど香は、夫の直樹がはっきりとしない態度をとることにいら立ちながらも、引っ越しの準備を着々と進めていました。勝手に引っ越し先や引っ越し日を決めたことを、少しやりすぎだったかと反省するまど香でしたが、直樹が危機感を持っていないと感じ、やはり怒りがこみ上げます。そして迎えた引っ越し当日、直樹はまど香たちの引っ越しについてこようとせず、新居でもまだ事の重大さを理解していないような発言を繰り返します。そんな直樹に、まど香の怒りが爆発してしまいます。

見どころ

まど香の決意と直樹の戸惑い

まど香は、直樹が「話を聞く」と言いながらも、結局何も進展がないことにいら立ちを募らせています。引っ越し準備を一人で進めるまど香の姿からは、もう後には引けないという強い決意が感じられます。一方、引っ越し当日になっても状況を理解しきれていない直樹の戸惑いは、読者にもどかしさを抱かせます。ねねの無邪気な発言に直樹がどう対応するのか、緊迫した状況が伺えるシーンです。

直樹の甘えとまど香の怒り

新居に到着し、直樹はまど香に謝罪の言葉を口にしますが、その後の発言には甘えがにじみ出ています。「ここは引き払う準備をして」「多少の家賃くらい気にしなくていいから」という直樹の言葉からは、まだ同居生活に戻れると考えているかのような態度が見て取れます。まど香の「なんで引き払うの？」という一言は、そんな直樹へのいら立ちと、これまでの我慢が限界に達していることを明確に示しています。

感情が爆発する瞬間

直樹の言い訳がましい言葉に、ついにまど香の怒りが爆発します。「いい加減にして！！！」と声を荒げるまど香の姿は、これまでの直樹への不満がすべて凝縮されたかのようです。そして、「別居するか一緒に引っ越すか、いい加減ハッキリしろ！！！」という言葉には、まど香の切羽詰まった思いが込められています。このまど香の強い言葉と涙を見て、直樹はようやく事の重大さに気づかされます。

▽ 長らく事態を軽視していた直樹が、まど香の強い態度と涙によってようやく現実と向き合わされる展開となりました。まど香の感情が爆発するシーンは、心にも深く響いたことでしょう。