私「１名様ですか？」客「他に誰か見える？」一瞬でヤバいお客さんだと察した話

接客業をしていると、時々信じられないようなお客様に遭遇すること、ありませんか？ こちらは丁寧に対応しているつもりでも、なぜか高圧的な態度を取られたり、理不尽な要求をされたり…。心が折れそうになった経験がある人も少なくないはず。今回は、そんな絶体絶命のピンチから、意外な人物が救ってくれたという話をご紹介します。

高圧的な客に絡まれた私を救ったのは…

「居酒屋でアルバイトをしていた時のことです。その日も忙しい時間帯が少し落ち着き、ほっと一息ついていました。すると、入り口に疲れた表情のサラリーマンの男性が一人立っているのが見えました。
いつものように笑顔で「いらっしゃいませ！」と声をかけ、『一名様ですか？』と伺ったんです。するとその男性は、私の顔を睨みつけるように見て、低い声でこう言いました。『他に誰か見える？』『おねーさん目ぇ大丈夫？ ヤバいもんでも見えちゃってんじゃないの？』その瞬間、背筋が凍るのを感じました。「あっ、これはちょっと難しいお客様だ…」とすぐに察しましたが、あまりに突然のことで、どう返事をすればいいか分からず言葉に詰まってしまいました。
私が戸惑っていると、その様子を見ていた近くのカウンター席に座っていた別のお客様が、「お兄さん、言い方ってものがあるだろ。見てて気分悪いよ」その一言で、絡んできた男性はバツが悪そうに黙り込み、おとなしく席につきました。助けてくれたお客様は、その後何事もなかったかのように静かにお酒を飲んでいましたが、私にとってはまさに神様に見えました」（体験者：20代・女性・学生／回答時期：2025年4月）

▽ 一部の心ないお客様のせいで、一生懸命働いている人が傷つくのは絶対におかしいですよね。誰かが理不尽な目に遭っている時、見て見ぬふりをするのではなく、毅然とした態度を示す大切さ。助けてくれたお客様の勇気ある一言が、嫌な記憶をスカッと忘れさせてくれましたね。

※Googirlが独自にアンケートを実施し、集めたGoogirl読者様の体験談をもとに記事化しています。