「久しぶり!」15年ぶりに再会した元いじめっ子の“罪”を忘れた無神経さにイライラした話
同窓会の案内状が届くと、懐かしい気持ちと共に、少しだけ心がザワつくことはありませんか? 会いたい友人の顔が浮かぶ一方で、もう二度と会いたくないと思っていた相手の名前を見つけてしまうことも…。過去の記憶は、時として残酷な形で現在に蘇ることがあるようです。
悪気なき再会の一言が、一番心を傷つける
「15年ぶりに開かれた、中学の同窓会。正直、参加するかどうかは直前まで悩みました。というのも、私にはどうしても会いたくない相手がいたからです。小学6年生のころ、クラスの中心的な男子3人組からいじめを受けていました。幸いにも私は中学受験で彼らとは別の学校に進学し、その後は穏やかで幸せな日々を送ることができました。だからこそ、あの辛い記憶を蒸し返したくなかったのです。それでも少しの好奇心に背中を押され会場へ向かうと、問題の3人組と鉢合わせてしまいました。気まずさに目をそらそうとした瞬間、その中の一人が笑顔でこちらへ歩いてきます。
そして、私の15年という月日をいとも簡単に飛び越えて、こう言いました。『久しぶり!』『元気だった?』その無邪気な一言と屈託のない笑顔に、私は言葉を失いました。私があれほど悩み苦しんだ日々は、彼らの記憶には一片も残っていない。その事実が、どんな罵声を浴びせられるよりも深く、私の心を傷つけイライラが止まりませんでした。『絶対私は忘れない』」(体験者:30代・女性・会社員/回答時期:2025年4月)
▽ いじめた側は、罪の意識もなく過去を忘れてしまうものです。そんな相手に、こちらの貴重な感情や時間を割くことこそ、何より無意味なのかもしれません。彼らにとって私は大勢の中の一人に過ぎなくても、私が築き上げてきた幸せな「今」は、誰にも邪魔させない。そう心に決め、その場を静かに離れることが、一番のリベンジかもしれませんね。
※Googirlが独自にアンケートを実施し、集めたGoogirl読者様の体験談をもとに記事化しています。