「世帯収入はうちが上！」と信じて疑わない勘違いママ友が、本物のセレブに赤っ恥をかかされた話」

自信満々な人、あなたの周りにもいませんか？その自信が確かなものであれば素敵ですが、もしそれが大きな勘違いだったら…？今回は、自分こそが一番豊かだと信じて疑わないママ友が、本物のゆとりを前にして思わず顔を赤らめてしまった、そんな話をご紹介します。

その自信、どこから来るの？

「娘が通うプレ幼稚園で、Aさんというママ友とご一緒することになりました。Aさんはいつも華やかなブランドバッグをお持ちで、SNSには高級レストランや海外旅行のお写真がたくさん。「主人が会社を経営しているの」とよくお話しされていて、何かと「うちはこうだから」「主人が稼いでくれるから」と、「世帯収入はうちが上！」と言わんばかりのご自身の恵まれた環境をアピールされるのがお好きなようでした。
特に私に対しては、私の持ち物や服装が比較的シンプルだったからでしょうか、「Bさんのお宅も、色々と大変でしょう？うちはね、おかげさまで主人も頑張ってくれてるから、世帯収入には本当に自信があるのよ。Bさんも、あまり無理なさらないでね」なんて、上から目線で心配するような言葉をかけられることもしばしば…。
実は私も夫と共に会社を経営しており、Aさんがおっしゃる以上に経済的なゆとりはあるつもりでした。でも、そういったことをひけらかすのは好みませんし、あくまで一人の母親として、穏やかに周りの方々とお付き合いしたいと思っていました。ですから、Aさんの言葉にも「ええ、ありがとうございます。おかげさまで何とかやっていますよ」と、にこやかにお返事するだけにとどめていました。心の中では「Aさんはそう信じていらっしゃるけれど、実際のところはどうなのかしら…」と、少しだけ不思議に思うことはありましたが。
そんなある日、幼稚園の保護者懇親会が開かれたんです。Aさんは、その日も一際目を引くブランドの新作バッグをこれみよがしにお持ちになり、「やっぱり良いものは気分が上がるわよね！Bさんも、たまにはこういうの、いかが？」なんて、また私に声をかけてこられました。きっと、私に経済的なアドバイスでもするつもりだったのかもしれません。
ところが、その日は私もたまたま仕事関係のパーティーがその後に控えていたため、普段はあまり身につけない、世界的に見ても本当に希少で特別なコレクターズアイテムのバッグを持っていたんです。それは、Aさんがお持ちのバッグよりも、誰が見ても明らかに格上のものでした。
Aさんは、私がそのバッグを持っているのに気づいた瞬間、本当にピタッと動きが止まって、お顔からスッと血の気が引いていくのがわかりました。周りのママ友の何人かが「まあ、Bさんのバッグ、なんて素敵なのかしら！」「美術館でしか見たことがないような逸品ね…」と感嘆の声を上げ始めると、Aさんはみるみるうちに顔を真っ赤にされて、うつむいてしまわれたんです。
それまで自信満々だったAさんの口から、いつものような自慢話が聞こえてくることは、その日は二度とありませんでした。なんだか、とても小さく、そして少ししょんぼりされているように見えましたね」（体験者：40代・女性・会社役員／回答時期：2025年2月）

▽ 本当の豊かさや自信というのは、他人と比較したり、見せびらかしたりするものではないのかもしれませんね。内面からにじみ出る品性や、周りの人へのさりげない思いやりこそが、その人を本当に輝かせるのではないでしょうか。自分を過信せず、謙虚な気持ちで日々を大切に過ごすことこそが、本当の意味での心の豊かさにつながるのかもしれません。

※Googirlが独自にアンケートを実施し、集めたGoogirl読者様の体験談をもとに記事化しています。