反抗期の息子に母涙…「ごめんなさい」を引き出した父の言葉と野球の記憶

2025.06.04

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「最近、息子の態度がトゲトゲしていて…」「『うるさい!』なんて言われて、もうどうしたらいいの?」思春期の子どもを持つお母さんなら、一度はそんな悩みを抱えたことがあるのではないでしょうか。我が子の成長は嬉しいけれど、時にはその変化に心が折れそうになることもありますよね。今回は、まさにそんな反抗期の息子さんとの関係に悩んでいた女性が、夫のある行動をきっかけに息子の心からの謝罪を受け、涙したエピソードをご紹介します。


反抗期の息子に母涙…「ごめんなさい」

「うちの息子は当時は本当にひどい反抗期で、「うっせーな、ババア!」なんて言葉はしょっちゅう。私も毎日どう接していいか分からなくて、本当に参っていたんです。そんなある日、単身赴任中の夫が久しぶりに家に帰ってきたんですよ。でも、夫がいても息子の私に対する態度はひどいものでした。
その日も、食卓で私に心ない言葉を浴びせてきたんです。それを黙って聞いていた夫が、おもむろに立ち上がって。「ちょっと来い」とだけ息子に言って、二人で家を出て行きました。どこへ行ったのか、何を話しているのか、私はもう不安と少しの期待で胸がいっぱいで…。
しばらくして二人が帰ってきたと思ったら、息子が私の前に正座して、「母さん、今まで本当にごめんなさい」って頭を下げてきたんです。ポロポロ涙を流しながら謝る息子の姿を見たら、私も涙が止まらなくなっちゃって。
後で夫に聞いたら、連れて行ったのは息子が小さい頃、夫とよく一緒に通ったバッティングセンターだったんですって。そこで夫は、「お前が野球を始めたのは、ここで俺とキャッチボールしたのがきっかけだったよな。あの頃のお前は、本当に楽しそうだった」って、静かに話してくれたみたいなんです。父親の言葉と、懐かしい場所で、息子も昔の素直な気持ちとか、父親の愛情を思い出して、自分の態度を反省したんでしょうね。夫が作ってくれた「親子の時間」が、息子の心を溶かしてくれたんだなって、本当に感謝しかありません」(体験者:40代・女性・主婦/回答時期:2024年12月)

▽ 反抗期の子どもの言葉は、親にとってナイフのように突き刺さることもあります。しかし、その態度の裏には、本人もどうしようもない葛藤や寂しさが隠れているのかもしれません。今回は、そんな子どもの心に寄り添い、真正面から向き合うことの大切さを教えてくれますね。
そして、母親には見せない息子の顔を、父親が引き出してくれたという点も、夫婦で子育てをする素晴らしさを改めて感じさせてくれます。雨降って地固まる、という言葉があるように、この出来事が家族の絆をより一層強くしたことでしょう。

※Googirlが独自にアンケートを実施し、集めたGoogirl読者様の体験談をもとに記事化しています。

2025.06.04

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Written by Googirl編集部

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