「最近女捨てすぎじゃないか?」と言い放った夫へ。30年連れ添った妻の静かなる復讐
信じられる?長年連れ添った夫から、ある日突然「お前、女捨てすぎ」なんて言われたら…。そんな悪夢のような言葉を現実に突きつけられた話をご紹介いたします。
でも、彼女は泣き寝入りなんてしなかったんです。これは、夫の心ない一言から始まった、ある妻の静かな復讐の話をお届けいたします。
「女捨てすぎ」と言い放った夫へ
「結婚生活30年。子どもたちも巣立ち、「これからは夫婦水入らずで穏やかに…」なんて淡い期待を抱いていた矢先のことでした。夫の長年の借金癖は相変わらず。そのことを指摘しても、いつものように開き直るばかりで、夫婦の会話はとげとげしいものになっていました。
決定的な言葉が夫の口から飛び出したのは、そんな日常の中でのこと。「金のことは俺に任せろって言ってるだろ!」と声を荒らげる夫に、「あなたの金遣いのせいで、私がどれだけ肩代わりしてきたと思ってるの!」と私が言い返した瞬間でした。
『ああ、うるさい!』と言い放ち、『最近女捨てすぎじゃないか?』『そんな格好じゃ、こっちも萎えるんだよ。もうお前のこと、女として見れないわ。悪いけど、恋愛は外で楽しませてもらうから、そのつもりでな』
一瞬、何を言われたのか理解できませんでした。長年、家計を切り盛りし、家族のために身を粉にして働いてきた結果がこれ?怒りを通り越して、全身の力が抜けていくような感覚。でも、その冷え切った心の中で、ふつふつと何かが燃え始めたのを感じました。「ええ、そう。なら、こっちも準備させてもらうわ」と。
それから数年間、私は夫には内緒で着々と準備を進めました。夫の借金の証拠、クレジットカードの明細、そして何よりも、私を侮辱し続けた暴言の数々を詳細に記録。弁護士にも相談し、万全の体制を整えました。
そして迎えた離婚協議の日。弁護士事務所の応接室で、夫はいつものように腕を組み、ふんぞり返って私を見下していました。「どうせお前が何を言ったところで、俺の有利は変わらないけどな」とでも言いたげな、その傲慢な表情。私は静かに息を吸い込み、震えそうになる手を抑えながら、バッグから分厚いファイルの束を取り出しました。それは、夫の暴言、借金の詳細な記録、そして彼が「外で楽しむ」と豪語していた不貞行為の証拠まで、来る日も来る日も集め続けた、私の数年間の血と汗の結晶でした。
「これは…なんだ?」夫は最初、それが何だか理解できないといった様子で、訝しげに眉をひそめました。しかし、私が促してファイルのページを一枚、また一枚とめくっていくうちに、その顔色が一変しました。血の気が引き、みるみるうちに土気色に。かつての威勢はどこへやら、こめかみには脂汗が滲み、かすかに指先が震えているのが見て取れました。私は心の中で、静かに、でもはっきりと呟きました。「『女として見れない』ですって?その見下していた女が、あなたの人生を終わらせるのよ」と。
焦りと混乱で言葉も出ず、ただただ書類の山と私の顔を交互に見つめる夫の姿は、あまりにも滑稽で、長年胸の奥底に重くのしかかっていた何かが、スーッと消えていくのを感じました。あの瞬間の、夫の絶望に歪んだ表情は、どんな高価な慰謝料よりも私の心を満足させてくれたのかもしれません」(体験者:50代・女性・パート/回答時期:2025年3月)
▽ 「あなたに捨てられたんじゃない、私があなたを捨てたのよ」。そう心の中で呟き、私は清々しい気持ちで新たな人生のスタートを切りました。鏡に映る私は、夫といた頃よりずっといい顔をしている、そう思えるのです。
※Googirlが独自にアンケートを実施し、集めたGoogirl読者様の体験談をもとに記事化しています。