「大学に行きたいなら自分でなんとかして」冷たい母に我慢し続けた日々にサヨナラした話
「家族だから」「お母さんだから」…そんな言葉で、自分の気持ちに蓋をしてしまうこと、ありませんか?本当は「いやだ」と感じているのに、それが「愛情」という形をとっていると、なかなか声を上げられないものです。でも、その我慢が積み重なると、いつの間にか自分の心が悲鳴をあげてしまうことも。今回は、そんな複雑な思いを抱えながらも、自分らしさを見つけようと一歩踏み出した女性のお話です。
歪んだ母の愛?
「母は昔から、妹には甘いのに、私には何かと厳しい人でした。優しかった父が亡くなってからは、それがより顕著になった気がします。家計のことも考え、高校を卒業したら就職しようと母に伝えたのは、母を安心させたい一心からでした。勉強も嫌いではなかったけれど、それが最善の道だと思い込んでいたんです。
でも、母から返ってきたのは、『大学に行きたいなら自分でなんとかして』『奨学金なんて借金よ』という冷たい言葉でした。その瞬間、今まで『お母さんのために』と頑張ってきた気持ちが、ガラガラと崩れていくのを感じました。期待に応えられない自分はダメなのだろうか、と自分を責めそうになりましたが、同時に『本当にこれでいいの?』という疑問が湧き上がってきたんです。
それから数日、私は初めて本気で『自分の人生』について考えました。亡くなった父がよく『自分の人生は自分で決めるんだぞ』と言ってくれていたこと、私が本当に学びたかったこと、母の言葉にただ怯えていただけの自分…。色々なことが頭を巡りました。そして、気づいたんです。『私は、お母さんの言いなりになるために生まれてきたんじゃない』って。 勇気を出して、先生や友人に相談し、奨学金制度や進学について必死で調べました。
そして、母にはっきりと伝えたんです。『私は大学へ行きたい。学費も生活も、奨学金を借りて、アルバイトもして自分で何とかする。お母さんの望むようには生きられないかもしれないけど、これが私の選んだ道だから』と。母は最初、怒ったり呆れたりしていましたが、私の本気の目に何も言えなくなったようでした。それは、母の価値観との静かな決別であり、私が私らしく生きるための『サヨナラ』でした」 (体験者:10代・女性・大学生/回答時期:2024年1月)
▽ その言葉は、本当にあなたのことを思っての言葉でしょうか。時には、愛という名目で、無意識のうちに相手をコントロールしようとしているケースもあるのかもしれません。「家族だから」という言葉に縛られず、あなたが心から望む道を歩むことは、決してわがままなことではありません。自分自身の心の声に耳を傾け、我慢し続けた日々に別れを告げる勇気を持つこと。それが、あなたがあなたらしく輝くための大切な一歩になるはずです。
※Googirlが独自にアンケートを実施し、集めたGoogirl読者様の体験談をもとに記事化しています。