「長女だから我慢しなきゃダメ?」見えない鎖で繋がれた親子関係の行方

2025.05.28

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「しっかり者の長女だね」「お姉ちゃんだから我慢しなさい」。そんな言葉をかけられ、いつの間にか「長女だからこうあるべき」という見えないプレッシャーを感じていませんか? 本当はもっと自由に羽ばたきたいのに、家族の期待や罪悪感が足かせになってしまう…。そんな葛藤を抱える女性は、決して少なくないはずです。
親の言葉一つで、心が揺れ動いてしまうのは、あなたが優しい証拠かもしれません。でも、その優しさが、あなた自身を苦しめていませんか?


「長女だから我慢しなきゃダメ?」

「私が実家を出て、都内で就職したいと母に告げたのは、大学卒業を間近に控えた頃でした。『長女なんだから、わざわざ家を出ていく必要なんてないじゃない。結婚するまでずっと家にいればいいのよ』。母のその言葉は、まるで私の夢や将来を全否定するかのように響きました。
『お母さんを一人にするつもりなの?』と涙ながらに訴える母。隣の県には嫁いだ妹もいるのに、なぜ私だけがこんなにも束縛されなければならないのか…。『だいたい、妹がまだ近くにいるのに、長女のあんただけ遠くに行くなんておかしいじゃないの』。母の理屈は、いつも私をがんじがらめにしようとするものでした。
サユリ(妹)がいいなら、私もいいでしょう?『長女だから我慢しなきゃダメ?』と心の中で叫びましたが、母には届きません。まるで『長女』という役割を押し付けられているようで、息が詰まりそうでした。
母にとっては、私が自立することよりも、自分のそばにいることの方が大切なんだと感じ、深い悲しみに襲われたのを覚えています」 (体験者:20代後半・女性・会社員/回答時期:2025年3月)

▽ 「長女だから」という言葉は、時に重たい鎖のように感じられるかもしれませんね。親の期待に応えたい気持ちと、自分の人生を生きたいという願いの間で揺れ動くのは、とても苦しいことです。
でも、あなたの人生は、他の誰のものでもなく、あなた自身のもの。親の価値観が全てではありませんし、あなたが自分らしく輝くことが、本当の意味での親孝行に繋がることもあるのではないでしょうか。大切なのは、罪悪感に囚われすぎず、自分の心に正直に、一歩踏み出す勇気を持つこと。見えない鎖を断ち切った先には、きっとあなたが心から笑える新しい景色が広がっているはずです。時には距離を置くことで、お互いをより大切に思えるようになることだってあるのですから。

※Googirlが独自にアンケートを実施し、集めたGoogirl読者様の体験談をもとに記事化しています。

2025.05.28

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Written by Googirl編集部

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