「無駄遣いは許さん!」高校生の娘 vs 昭和な父、お小遣いバトルに母が参戦した話
「パパ、もう少しお小遣い上げてくれないかな…?」成長期の子供たちにとって、お小遣いは切実な問題。でも、頭ごなしに「ダメだ!」「無駄遣いだ!」なんて言われたら、子供だってがっかりしてしまいますよね。今回は、娘さんのお小遣い交渉をきっかけに、昭和な価値観を持つパパと、イマドキな娘さん、そしてそれを見守りつつもハラハラするママの話をご紹介いたします。
「たるんでるんじゃないのか!」お小遣い交渉はまさかの展開へ…
「うちの大学1年生の娘が、最近どうもお小遣いが足りない様子。物価も上がっているし、周りのお友達との付き合いもあるだろうと思い、夫に『娘のお小遣い、少し上げてあげてもいいんじゃない?』と相談したんです。すると、ちょうど部屋に入ってきた娘がその話を聞いて、『パパ、お願い!今のお小遣いじゃ、参考書も思うように買えないし、友達とカフェにも行けないの!』と直接交渉を開始。
ところが夫は、開口一番『小遣い…?充分に渡してるはずだ』『無駄遣いをするな!』とピシャリ。さらに娘の明るい髪色と少しゆったりした服装を見て、『たるんでるんじゃないのか!髪の色も派手でだらしないし!』と、お小遣いの話からどんどん脱線していく始末。
娘も負けていません。『見た目と勉強は関係ないよ!パパだって昔はもっと派手だったってママから聞いたもん!それに、お小遣いの使い道はちゃんと考えてるし、無駄遣いなんてしない!』と言い返しました。
見かねた私が、『あなた、娘なりに部活も勉強も頑張ってるじゃない。それに、今の高校生はおしゃれにもお金がかかるのよ。私たち世代とは違うんだから』と助け舟を出すと、夫は少しバツが悪そうな顔。
最終的には、『…まぁ、月に一度、ちゃんとお金の使い道を報告するなら、少しだけだぞ』と、渋々ながらも値上げを認めてくれました。娘はガッツポーズ。私もホッと一安心です。これを機に、夫も少しは今の時代の子供たちのことを理解してくれるといいのですが…」(体験者:50代・女性・パート/回答時期:2024年12月)
▽ 子供の「お小遣い上げて」は、親にとってはドキッとする言葉かもしれません。でも、それは子供が成長し、社会と関わり始めている証拠でもあります。頭ごなしに否定するのではなく、なぜ必要なのか、どう使いたいのか、じっくり話を聞いてあげること。そして、親自身の価値観も時にはアップデートしていく柔軟さが、円満な親子関係を築く上で大切なのかもしれませんね。
※Googirlが独自にアンケートを実施し、集めたGoogirl読者様の体験談をもとに記事化しています。